東浩紀氏が、ツイッターで筒井康隆先生から直々に「ビアンカ」の続編を書かないかと言われていた事を呟いていました。
実現したら面白かったでしょうに、有耶無耶になってしまったらしく勿体無い。
しかし、そういう情報を普通に得られる今の時代が面白いです。
一方、「臨死!!江古田ちゃん」が鳥居みゆきさん主演で実写ドラマ化。
こちらはもう、キャラ通り過ぎて逆に何も言う事がない。脚本で最大限活かしてあげて欲しい物です。
そんなこんなで無事10巻を入手できた「キングダム」を読み始めたらノンストップで最新刊まで読まざるを得なかったというお話。密かに、知り合いが携わっていると知って吃驚&嬉しい。
秦が中華統一を果たす直前のお話。
これは「横山光輝三国志」や「蒼天航路」と並べても全く遜色の無い傑出した歴史漫画だと断言できます。
「キングダムが今一番面白い」
「キングダムの為だけにヤンジャンを買う」
そういった声が上がるのも当然だと納得。
途中、目から汗が流れる部分もありました。
圧倒的な質量の想いが襲って来て、感情を揺さぶってくれます。
戦闘や合戦の迫力は言うに及ばず。
猛将同士が激突し、蠢く戦局の中絡み合う策謀。面白くない訳がない。
台詞回しは格好良いけど人生に通用するような名台詞的な物は少ない、何でそこで止めを刺さない等々、色々と突っ込み所もありますが、それを指摘するのが無粋だという気分にさせてくれる作品。
面白い漫画を求めているならば、多少癖のある絵には目を瞑って、何も言わず読んでおくべきですね。
しかし、話はまだまだ長くなりそうで、新キャラも濃い面子が続々登場。良いキャラは一杯いて、楊端和&バジオウとか大好きですが、今後の活躍は余り期待できないかな~。
巻末マンガや呟きもなかなかクオリティが高くてベネ。
85点じゃあ!