20巻で顎戸兄弟編が完結。



相変わらずの人間の底辺の様相には、こうはなりたくないという反面教師的な効果を感じます。



竹本優希というキャラはウシジマくんにあっては珍しく、ひらすら善人なキャラ。




「今日食べれた事に感謝している」

「バカか?ボッタクリカップ麺に感謝できるかよ!?」
「カップ麺ができるまでどれくらいの行程があったか想像すればできる」



「自分をダメだと責めていれば楽でいられる。でも責めた分だけ卑屈な人間になるよ」


「誰からも必要とされていないのが、この世で一番の苦しみだ」



「一歩勇気を持って踏み出せば絶対に何かが変わる」



「感情に流されて生きるのは安易だから僕は人を責めない。どうしようもない人でも許すコトを学ばないと人を愛せない」

「人が人を見捨てたら、何も残らない」



と名言のオンパレード。



出演する漫画を間違えたのではないかと思いましたが……こんなウシジマくんも偶にはイイですね。



75点。







でもさ……結局ピストルとかの方が強くね?



「EDEN」の遠藤浩輝先生の新作(といっても去年からの連載ですが)、総合格闘技・修斗を何となくやる話。


主人公は普通の高校生として普通に生活しながら、トレーニングしたり進路に悩んだり勝ったり負けたりする様子を描いています。


何とも現代的な主人公でそんなに強くない上に上記のようなセリフを言い放ってしまうのが格闘漫画においては異色。


話の軸が散漫な印象はありますが、流石に演出は卒がなく読み易いです。

しかし、こういう作品を読むとトレーニングしたくなってきますね。


65点。






BC1050 周(「封神演義」)



BC771~ 春秋戦国時代



BC245 ←今ここ



BC206~ 漢(「項羽と劉邦」)



AD220 三国時代(「三国志」)




という時代を舞台に、主人公は天下の大将軍を目指す中で、後の秦の始皇帝となる少年・政に与して行く。




方々の漫画読みの間でも大好評のずっと読みたかった物。



噂に違わず骨太の作品で、紙面から感じるオーラが凡百の作品とは一線を画している感じ。



バトル漫画としても歴史物としても面白い。特に時代背景に明るくなくても問題なく楽しめます。



演出が上手く、キャラクターも敵味方問わず立っていて良いマンガ。




早く続きを読みたいですね。




80点。