超極薄のソケット! | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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工具は、使いやすさや機能を追求した芸術品!そんな大好きな工具のことから 日々の出来事や感じた事を書いてます!!

今日は、超極薄のソケットを紹介します!

これを上手に使いこなせるか? それは、あなたの腕次第!!



お店に立っていると、「薄口のソケットありませんか?」と聞かれる事がよくあります。

そんな時、一般的には、SNAP-ONやネプロスを紹介するのですが、これからは、KING TONYを紹介します!


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
写真右がKING TONY


今回は、12mmのディープソケットでnepros・SNAP-ON・KING TONYを比べています。

横から見ても、よく分かりませんが、上から見ると、一目瞭然!


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3つとも12mmのディープソケットです


一番右のKING TONYは、ソケットのサイズが違うんじゃないか?と思うくらい外径が小さいです。


もっとハッキリと数値で見てみましょう!

まずは、SNAP-ONの外径をノギスで測ってみます。


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SNAP-ONの外径は、約16.5mm


次にNEPRSO


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NEPROSも外径は16.5mm



そして、KING TONY


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
なんと!15.2mm


あの薄いと思っていたSNAP-ONやNEPROSよりも1.3mmも薄いです。

ちなみに、汎用のKTCの12mmの外径は17mmです。


もちろん、強度は、落ちます。

そりゃ~、こんなに薄いんですからね!

でも、自分で薄くして作ったソケットよりは、いいでしょ。


僕、これを見て思ったんですが、壊れない工具はもちろん大切です。

でも、そればかりを追求すると、こんな工具は生まれません。

使う側が、過剰な強度を求めれば、工具はどんどん肉厚になります。


スポーツ選手にも、いろいろな体型があるように、工具だって、使う場所や目的に合わせて、形や強度があるわけで、

どこにでも、なんにでも使える工具は、秀でる特徴は無い、と思うのです。


製造する側は、壊れない便利な工具を作る。

使う側は、工具を壊さないように上手に使う。


お互いが、こんな気持でいれば、もっともっと便利な工具が生まれるんじゃないかな?


そんな事を思いました。。。