ワクチンのデメリットについて | ワクチン広場

ワクチンのデメリットについて

ワクチンにはデメリットになることはあります。それを否定できる人は居ないはずです。それを評価するのをワクチンの安全性と言います。
ワクチンは、動物実験で効果や副反応が検討されて、効果と安全性が確認されて人間でテストが行われます。何段階もの積み重ねで、最終的に国の機関で(国の委員会)で討議されて、製造承認、できたワクチンの国家検定が行われて市中に登場することになります。それを定期接種にするか任意接種にするかも国の委員会で審議され、予防接種法などの法律上の手続きを経て制度化されます。実際に行われても、販売した会社、研究班などで効果と安全性についての調査は継続されます。日本では、今年の4月の改定された予防接種法に基づいて、安全性についての追跡調査、その審議結果の公表、国の精度運営の決定が行われるようになりました。従前の制度と比較すると、随分、改定されてきました。日本でもアメリカのような制度を求めて、来ましたが厚労省の中に設置されたシステムになっています。アメリカでは、安全性について検討する3つのシステムがあるようです。ワクチン接種後に起こる、日本では有害事象と言いますが、アメリカではVaccine adverse eventと言います。
①それを誰でも報告する、できるシステムを持っています。それをVaccine adverse event reporting system(VAERS)と言い、インターネットからも報告できるようになっています。ワクチン接種後に見られる健康上問題となる事象を全て含みます。これは、頻度(頻回か稀か)、範囲(局所か全身か)重症度(外来で管理可能、要入院、後遺症、死亡)予防可能か?(ワクチンその物の異常、誤った製造、接種方法の間違い、)などが含まれていて
vaccine induced(ワクチン由来)
Vaccine potentiated(ワクチンによる可能性)
progmmatic error(ワクチンの保存、処置、扱い、接種手技の過ち)
coincidental(偶然に起こった紛れ込み事故)
これは広く社会の中でワクチン接種によるワクチンによる被害の可能性を集めると言うことになります。
②The Vaccine safty datalink(VSD)というシステムで10の保険会社とCDCが組んでワクチンの副反応をリアルタイムに近く捕らえようとする仕組みです。アメリカの総人口の3%をカバーできるとされています。
③Clinical immunization safety assessment(CISA)というシステムで、個々の患者さんレベルで科学的に因果関係を検討するもので、ジョンズホプインス大学などの研究機関とCDCが組んで行うものです。
日本もアメリカとは完全に同じではありませんが、このような検討仕組みを構築しようとしています。この結果は公表されています。日本も厚労省のホームペイジで知ることが出来ます。
日本で、日本脳炎ワクチン接種後に、急性の散在性脳脊髄炎(ADEM)が起こったとしてワクチンを強く勧奨することをやめましたが、ワクチンを飼えて現在、再び強く勧奨するに変わっているのです。このようなことをもっとシステマティックに検討を行おうとするものです。
私どもはそれを見て、安全性が高いとか、大きな副反応はないなどとお話をしていることになります。