足立美術館で「生誕130年 北大路魯山人展」を観た! | とんとん・にっき

足立美術館で「生誕130年 北大路魯山人展」を観た!


足立美術館で「生誕130年 北大路魯山人展」を観てきました。観に行ったのは、格安ツアーの2日目、8月21日のこと、出雲大社と足立美術館が目玉のツアーでした。足立美術館は、横山大観など、日本画の巨匠の作品約1500点を所蔵していることと、「庭園も一幅の絵画である」と創設者足立全康の言葉通り、世界に冠たる庭園が目玉の美術館です。


北大路魯山人といえば、いつ頃だったか、笠間の日動美術館での魯山人展を観たのと、その近くにあった「春風萬里荘」を観に行ったことがありました。「春風萬里荘」は、北大路魯山人が住居としていた約300平方メートルの茅葺き民家を北鎌倉より移築し、「芸術の村」として利用されていました。数年前に日本橋高島屋で「北大路魯山人展」を観に行った記憶もあります。


今回の「生誕130年 北大路魯山人展」は、足立美術館を観に行ったら、たまたま開催していたという巡り合わせです。なにしろ魯山人の作品は数が多くて、一つ一つ丁寧に観ていたら、いくら時間があってもとても足りません。集合時間に間に合うように、急ぎ足で会場を回ったというだけでした。ところが、今日のNHKの日曜美術館野アートシーンで、「生誕130年 北大路魯山人展」を紹介していたので、大急ぎで記事に仕立てた、というわけです。


とんとん・にっき-rosa6


北大路魯山人:明治16年(1883)~昭和34年(1959)
京都市北区に生まれる。若くして書や篆刻の才能を認められ、その後、料理や骨董にも興味をもちはじめる。大正8年、東京に骨董店「大雅堂芸術店」を開店。その2階で特定の客向けに出していた料理が評判となり「美食倶楽部」を併設。やがて自ら作陶も始める。大正14年、美食の殿堂「星岡茶寮」を開店。料理をとりまく総合的な芸術の世界を創り上げる。絵画や漆工、金工も手がけ、そのいずれもが日本、中国の古典を極めたうえで自分の個性を盛り込んだもので、近年とくに高い評価を得ている。足立美術館では北大路魯山人室を設け、約250点の収蔵作品を年4回にわけて常設展示。


以下、画像は「NHK日曜美術館」より


とんとん・にっき-rosa4

とんとん・にっき-rosa3

とんとん・にっき-rosa2

とんとん・にっき-rosa1

生誕130年 北大路魯山人展
書、篆刻、絵画、漆芸、そして陶芸とあらゆる芸術分野で類まれなる才能を発揮した北大路魯山人(1883-1959)。足立美術館新館にて、特別企画「生誕130年 北大路魯山人展」を開催いたします。
美食道楽が高じて料亭「星岡茶寮」を解説し、料理家としても知られるようになった魯山人は、料理だけではなく器も自らの手で作り始めました。本格的な作陶は、すでに40歳を越えてからのことですが、以後精力的に創作活動を行い、生涯に膨大な数の作品が生み出されています。魯山人の器は、あくまでも料理を盛るということが基本であり、「食器は料理の着物である」と語るように、それらは料理を盛ることによって、料理と器と双方の魅力を引き立てるものです。濃密な個性を放つそれぞれの作品からは、魯山人の研ぎ澄まされた感性と、職への飽くなき追求が感じられます。さらに、料理を取りまく総合的な美を求め、食の空間を彩る花器や絵画も制作しており、独特の美的世界が築き上げられました。本展では、初公開作品を含む当館の魯山人コレクション250余点を一堂に展示いたします。新館の陶芸作品の展示は初の試みであり、当館における魯山人展では過去最大の規模です。この機会に魯山人が追い求めた美の世界をぜひご堪能ください。


「足立美術館」ホームページ


とんとん・にっき-rosan1「足立美術館」

リーフレット

館内の見どころ

ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン

庭園日本一

世界が認めた庭園をお楽しみください。