東京芸大美術館で「日本藝術院所蔵作品展」を観た! | とんとん・にっき

東京芸大美術館で「日本藝術院所蔵作品展」を観た!

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「コレクションの誕生、成長、変容 藝大美術館所蔵品選」展を観に東京藝術大学大学美術館へ行ったところ、同じ大学美術館で「天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展」が開催されていました。タイトル通り、平成天皇陛下御在位20年を記念して、恩賜賞と日本藝術院賞を受賞した所蔵作品展を開催し、祝意を表するもの、とあります。日本藝術院は、日本画、洋画、彫塑、工芸、書など、美術作品約300点を所蔵しているという。今回はその中から、恩賜賞(26点)と藝術院賞受賞作品を含む60点が展示してありました。これがなかなかの力作ぞろい、と僕が言うのもヘンですが。それにしても日本画・洋画の場合、大きな作品、真新しくきれいな作品が多いのにはビックリ。


上のチラシの絵は、杉山寧の「暦」です。下に会場でいただいたA版表紙裏表紙共8ページのカタログから「恩賜賞受賞作品」26点の部分を載せました日本藝術院は我々一般の者にはまったく無縁の組織です。また恩賜賞や藝術院賞受賞作品は、通常はほとんど観る機会がありません。ということで日本藝術院とは、何か?調べてみると、「美術、文藝、音楽、演劇等、藝術各分野の優れた芸術家を優遇顕彰するために設けられた国の栄誉機関」とあります。


建築関連の会員は現在3名、池原義郎、岡田新一、谷口吉生です。そうそう思い出しました、上野公園にある日本藝術院の建築は吉田五十八の設計で昭和33年に建てられたものです。すべて平屋の建物なので、注意してみないと気がつかずに通り過ぎてしまいます。桂浜の青石を敷き詰めた中庭の正面に京都御所の紫宸殿を模した講堂があります。元々芸術院会員のための「クラブハウス」であり一般には公開されていませんが、作品展示室に限って一般の人も入館できます。




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とんとん・にっき-ge3 天皇陛下御在位二十年記念

「日本藝術院 所蔵作品展」

カタログ(A4、表紙共8ページ)

主催:日本藝術院

協力:東京藝術大学、文化庁

会期:平成21年7月18日~8月16日

会場:東京藝術大学大学美術館











「日本藝術院」ホームページ


「東京藝術大学大学美術館」ホームページ