国立新美術館で「第83回 国展」を観た! | とんとん・にっき

国立新美術館で「第83回 国展」を観た!


家人が知り合いの彫刻家から「国展」の招待券をいただいたので、国立新美術館へ観に行ってきました。ちょうど「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子供たち」が開催されていましたが、「国展」の方は1階、2階、3階と、はるかに「ルーヴル」を上回る広い会場を使っていました。なにしろ、絵画、版画、彫刻、工芸、写真と、5つの部門、そして出展数がハンパじゃない、ものすごい数の多さでした。一つ一つまじめに観たら、とんでもない時間がかかりそうです。これだけのエネルギーが注ぎ込まれるかと思うと、背筋がゾッとするものがあります。かつてはたしか「都美術」でやっていたような気がして聞いてみたところ、やはりそうでした。入口の階段を上がると列柱があったクラシカルな建物、旧東京都美術館です。


「国画会」の成り立ちはけっこう古く、1918年(大正7年)に文展から自由な制作と発表のの場を求めて、京都の青年日本画家たちが、在野としての「国画創作協会」をおこし、その定期展を「国展」としたことのより始まります。第1部を日本画部、第2部を洋画部とし、1928年(昭和3年)国画創作協会の解散に伴い、第2部は名称を「国画会」として独立し、定期展の通称「国展」はそのまま継承しました。以後、絵画部に加え、版画部、彫刻部、工芸部、写真部を加え、5部による美術団体として毎年春期に「国展」を開催し、2006年(平成18年)には80回記念国展を迎えたそうです。2007年(平成19年)からは新築の国立新美術館へ移りました。そして今回は第82回となります。


ちょうど家人の知り合いが受付にいたので挨拶に行ったところ、出品した作品の詳細な説明を受け、帰りには「彫刻部」の図録をいただきました。5つの部門分けも、出された作品もバラエティーに富んでいて、妙に新鮮に感じました。それにしても「国展」の出品点数の多さから、注ぎ込まれたエネルギーの多さには驚きました。いや~、疲れた、凄い凄い!




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第82回国展受賞作品一覧

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作品展示室風景







国立新美術館


国画会