東京国立博物館本館18室で「黒田清輝のフランス留学」展を観た! | とんとん・にっき

東京国立博物館本館18室で「黒田清輝のフランス留学」展を観た!


黒田清輝の作品展があるというので、ちゃんと調べもせずにまっすぐ「黒田記念館」のほうに足を運んだところ、なんと閉館していました。あれあれと思いながら東京国立博物館へ戻るとなんと「黒田清輝のフランス留学」というタイトルの特別陳列が本館18室で開催されていました。「阿修羅展」を観る前に、こちらの方から観ることにしました。何度か前のオフ会のときに、平成館と中でつながっていることを教えてもらい、それ以降、本館のほうに必ず立ち寄ることにしていました。なにしろ「無料」なのですから、観ない手はありません。そうそう黒田記念館のほうも無料ですので、僕はもう何度も足を運んでいます。したがって、今回の「黒田清輝のフランス留学」は、以前観た作品がほとんどでしたが、まとまって見られるいい機会なので、ゆっくり堪能してきました。


フランス留学ということで、描かれたのがほぼ同じ時期だということ、ラファエル・コランとのかかわりで、黒田が描いたコランの肖像や、コランの「フロレアル(花月)習作」が出展されていました。いつもながら黒田清輝の代表作「智・感・情」は見事というよりほかありませんが、今回は東京芸大所蔵の「婦人像(厨房)」(1892)が出展されていました。今回の目玉はやはりポスターにもなっている「読書」(1891)でしょうか。「婦人像(厨房)」と同じモデルをつかったようです。収穫は2点の「ヌードデッサン」と2点の「裸体・女」でした。「婦人像(厨房)」以外は写真撮影は自由なので、僕がデジカメで写してきた画像を載せておきます。実は僕が行ったのは4月3日金曜日夕方、会期は4月12日日曜日までですから、もう終了しています。














東京国立博物館


黒田清輝記念館


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