「立脚中国展開世界 PEALIZE 迫慶一郎/松原弘典」展を観る! | とんとん・にっき

「立脚中国展開世界 PEALIZE 迫慶一郎/松原弘典」展を観る!



gya11


乃木坂のギャラリー間で開催されている「立脚中国展開世界 PEALIZE 迫慶一郎/松原弘典」展を観てきました。ギャラリー間は、TOTOが運営する建築関連の展覧会場です。運営委員会方式を採っていて、安藤忠雄、川上元美、黒川雅之、杉本貴志による運営委員で運営されています。入場料は無料で、毎回時宜に適したテーマや人選で開催されています。今回は一風変わった展覧会、中国に進出した二人の若い日本人が、現在関わっている中国国内でのプロジェクトの紹介です。中国には日本とまったく異なる建築の状況があります。


迫慶一郎によれば、中国に拠点を置くのは「つくれる」からだという。仕事の機会が多いだけではなく、物事が決まるスピード、プログラムのつくり方から、巨大さ、手仕事による表現の可能性、等々、その状況は建築のあり方を変える可能性がある、といいます。しかし、設計料は安く、たびたび取りっぱぐれに出会うこともしばしばです。そうした背景の中で、彼らの中国で取り組んでいる建築の展覧会です。展示方式にもこだわりを見せています。巨大な模型をアイレベルで観てもらおうと試みています。そこには架空の街が出現します。



迫慶一郎

1970年福岡県生まれ。96年東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻終了。山本理顕設計工場勤務時に、渡中。2004年SAKO建築設計工社 設立。







松原弘典

1970年東京生まれ。97年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻終了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、渡中。2005年より北京松原弘典建築設計諮詢有限公司 設立。




ギャラリー間