「NHK日曜美術館30年展」を観る! | とんとん・にっき

「NHK日曜美術館30年展」を観る!

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「NHK日曜美術館30年展」のことを記事にしようと思い、芸大のホームページを見たら、下記のような書き込みがありました。これはヤバイ、終わっちゃったよ。
2006年10月15日付「NHK日曜美術館30年展」終了
本日をもちまして、「NHK日曜美術館30年展」は終了しました。
会期中には約97,700人の来館者がありました。


いつ行ったのか、調べてみたら、あれっ、どこにも書いてない。なにしろ僕は、日記も書いたことがない、手帳も持たない、残っているのはカレンダーに書き込んだメモ書きと、記憶だけ。その記憶が近頃とみに曖昧です。ブログに書こうと思っているうちに、「終了しました」と書き込まれていました。参ったな。そんなわけで、「NHK日曜美術館30年展」をいつ観たのか、さっぱり解らなくなってしまいました。まあ、観たことは見たので、とりあえず、記事にしておきましょう。と思って、画像を整理していたら、芸大で撮った「立て看板」の画像から、10月5日に行ったことが判明しました。当日は小雨が降っていました。


ほとんどよく知られている画家の、よく知られている作品ばかりです。教科書に載っているような作品を確認に行ったようなものです。そしてNHKらしく、懐かしい番組出演者が語る映像や、作家の制作過程など貴重な映像を会場内で紹介していました。それにしても、このような「美術番組」が視聴者に長く愛され、今年で30周年を迎え、放送回数も1500回を超えたことは、素晴らしいの一言です。芸大美術館は狭いこともあり、会場内は異常に混んでいました。だいたい僕の日曜日の朝の日課は、朝日新聞の「書評欄」を見て、そして「日曜美術館」を観ることです。もう30年来、この習慣はほとんど変えていません。


さて、美術番組の草分け的存在である「日曜美術館」は、1976年の放送開始から1500回を超える長寿番組です。毎回多彩な出演者が語る美術案内は、一般的な美術鑑賞とは異なる斬新な視点でファンを魅了してきました。このたび、2006年で放送開始30年を迎えるにあたり、記念展が「東京藝術大学大学美術館」で開催されたというわけです。会場は下記のような構成になっています。


第I章 夢の美術案内 -著名な文化人が語る珠玉の美術案内-
高橋由一、黒田清輝、鏑木清方、前田青邨、八木一夫、ゴヤ、ルノワール、ルオー、ピカソ ほか
第II章 作家が作家を語る -交友関係や師弟関係のある作家が語る美術案内-
菱田春草、藤島武二、上村松園、棟方志功、横山操、熊谷守一、高村光太郎、平櫛田中、ヘンリー・ムーア、モネ ほか
第III章 アトリエ訪問 -作家自身が語る等身大の美術案内-
中川一政、杉山寧、岡本太郎、三岸節子、秋野不矩、富本憲吉、濱田庄司、芹沢銈介 ほか
第IV章 知られざる作家へのまなざし -日曜美術館で再確認された作家たちの紹介-
藤牧義夫、丸木スマ、小泉清、髙島野十郎、田中一村