ゆかたは涼し。行く夏を惜む。 | 日々きもの専門店 ささ木の 

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職人さんが丁寧に作る「モノづくり」を代々大切に考えて参りました。心がはっとするような「和のもの」や「きもの」。
まだまだ修行中♪の若女将がご紹介します。

 

連日、35度近い毎日で、暑い日が続きますが、

いかがお過ごしですか。

 

■こどものゆかたも、手縫いが上品。

 

折角の夏。

1歳の愛らしいゆかた姿は今しかない!と思い立ち、

家族皆でゆかたを着て、出かけてきました。

もちろん、主人も、長男も!

写真は、やんちゃ半端なしの次男。

 

 


 

 

一歳のあどけなさには、何を着せても、愛らしいのですが、

やっぱり、チカチカ、テカテカではなく、

手縫いのゆかたは、落ち着いた愛らしさで、上品。

 

 

涼しくゆかたを着るために、できること。

 

数年前より、

思っていた雪花絞りを一つ、作ってもらいました。

帯は、芭蕉。

「素敵な帯ね!」と見知らぬ方に声をかけて頂きながら、

商売下手な私は、

「ホテルフジタ1Fで売ってます!」とは言えず(笑)。

 

これが、また、涼しくて楽ちん。

風情良しだけでなく、

一度締めれば、緩むこともなく、

次男を追いかけまわしても平気。

一層のおすすめ品となりました。

 

暑さを想定して、着付けは、

汗を吸い取るための腰回りの補正と、

腰ひも一本で、着付け。

 

着付けも大事ですが、素材も暑さ対策には重要で、

 

麻地のゆかたと、芭蕉は、

断然涼し。

 

夏に半幅で浴衣を着たのが数年ぶりで、

着物(名古屋帯)と比べると、やっぱり、楽で

涼しい。が正直な感想です。

 

ですが、先日、着物を着て夜お出かけされたというお客様は、

本当に、暑くて、暑くて。。。と。

超軽くて涼しい絹紅梅を着られたそうですが、

それでも、風のない日だと、着物(名古屋帯)で外は、夜と言えど、

暑いかもしれませんね。

 

意外と涼しいと思っていた私ですが、

外は、日によるようです。

しっかり、暑さ対策をして、ちょっといつもと違う時間を

楽しんでいただけますように。

 

 

来年は、ゆかたを着て、もっと、遊びに行けるかな。

耳を澄ませば、夜には、虫の声が聞こえてきます。

残りわずかな夏を惜しんで、ゆかたの写真を載せてみました。