秋は実りの季節。木の葉が落ちてしおれていくと、
人生について考えてしまいます。
[心穏やかに美しい自然を愛でたいと
人はどうして願うのか、
考えてみたことはありますか?]
私たちは、日々の悩みや心配事で頭がいっぱいになり、
身の周りの自然の美しさに
気付かないことがよくあります。
~略~
せめて時々は考えることを止めて、思い出しましょう。
人生は舞台稽古ではなく、
美しく生きる機会なのだと。
「美は見る人の目の中にある」という諺はまさに言い得て妙です。
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より。
このエッセイと出会った時、『この世はなんと美しいのだろう!』と、源氏物語の“御法の章”で紫の上が感じていたのを思い出しました。
現代語訳では、このシーン、とってもサラッと流れていますが・・・
大和和紀さんの『あさきゆめみし』第十部其弐では、かなりインパクトがありました。
残り僅かな命の紫の上主催の法要。その中のきらびやかな舞、鳥のさえずり、花々の香り、木々の緑、集まった多くの人々。いきとしいけるものすべてが美しい。この世と、この世に生きることをこんなにも愛している。この終わりの時にさえ・・・
なんだかこのシーンが、ベニシアさんのエッセイとtonpoの中で重なりました。
『この世は美しい・・・と』
そして今日、車の中で聞いたベートーヴェンの第九の最終章が、ほんとに『歓喜』に聞こえ・・・
のだめちゃんが弾くピアノから真珠のような玉が弾ける飛ぶように、その第九から玉が飛び散る感じで・・・『この世は美しい・・・』って思っちゃいました
なんともマニアックな表現で、意味不明理解不能な方もいらっしゃるかもしれませぬが・・・
視覚的に映るものを美しいと感じるのはもちろんのこと・・・
紫の上のように・・・五感ぜ~んぶをフルに使ってこの世の美しさを感じながら生きていけたらなぁ~って想います。
だから、日々の生活を大切にしながら美しいものを表現して生きたになぁ~ってそんな風にかんじました
感謝
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