先日、店の裏口のドアが、ドアのフチが腐食していたため、固くて開けずらくなっていたので、直してもらいました。


電動自転車に、木箱の材料を積んで、来てくれたのは、声がかすれた、お爺さん。


「車は、危ないから、免許は返した」と言っていた、昔ながらの大工さんです。


「余震が多かったから、ドアが歪んだのかな?」と聞いたら、「ドアのフチが…」と言葉少なに、的確なお答え。


周りを削ってもらって、すぐ直りました。


「ドアを塗ると、綺麗になるから」と、今朝8時に再び来てくれて、1時間かけて、じっくりと刷毛でペンキを塗ってくれました。


本当に、見事な仕事ぶり。


口数は少ないけど、その姿を少し見れば、仕事に対する永年の情熱や職人気質がとってもあふれているのが、とっても伝わります。


昨今、何を頼むにも、昔ながらの職人が少なくなってきて、淋しい思いをしていますが、自分は、そのお爺さんのような、職種は違えど、カッコイイ職人になってみたいと、心から思いました。