〇〇の御見舞い…

忙しさにかまけて…

いや、本当は彼の現実の姿を見るのが怖かったのかも知れない…


この数年、彼は〇〇〇で入退院を繰り返している。


入院する4日前、彼の家へ泊まった時、顔色が悪く、見るからに病が進んでいると直感。入院を強く勧めた。


彼が入院している日赤病院の前に立った。


あの日以来だな~

3・11東北大震災の時、彼のお見舞いに来ていた。

生まれて初めて体験する恐怖だった。


9階で体験した震度7の恐ろしさ!!

もうだめだと実感した。


エレベーター、非常階段が使えず、5時間9階に缶詰…


そんなことを思い出しながら、彼の待つ病室へ向かった…


20日振りの再会

(痩せたな…)


想像していたはずだったが…


現実に、変わり果てた友達を見るのはやはり辛い…


「大分顔色がいいね」

「食欲が出てきたんだ…」


「よかった。たくさんたべなきや!!


「うん…」


互いが気遣ってか会話がいつもの様にスムーズにいかない…


変な沈黙が流れた…


たまらずトイレへ行くふりして席を外した…


9階待合室からお台場を眺めていた…


このやるせない寂しさはなんだろう…


帰り道、バス停でバスを待ちながら、いろいろなことを考えていた…


ふと…彼の病室を見上げ…


そして祈った…


(元気になってくれ…)


又一緒に芝居やろうビックリマーク


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