今日は、ワタナベのスクールに14期として通っているサツマカワRPGくんが出る
ライブを見に行ってきました。
とはいっても、なんだかん
だワタナベのライブは13期のときは福島行ってたり、お笑い断食中だったから
あれですが、 さりげなく8期生くらいのときからちょいちょい見続けていたりします。
今年から少しシステムが代わって、
毎月 ライブ週間というものを設けて、そこで面白さ順に
A、B、C、Dクラスにわかて投票制でライブを行い(全員14期のスクール生、今年は約120組だそうです、ちなみに今年の吉本は250組くらいだったかな?)
つまり単純に Aクラス目指してがんばる、、というのが目標であり、さらにもう一つポイントがあってAクラスで優秀な成績を残すと 「Sクラスライブ」というものに出場できて そこでは14期の生徒だけでなく「ワタナベに所属している先輩を含め猛者たちと一緒に出れる、戦える」というチャンスがもらえるというわけです。
ほんとはDクラスのライブから全部見たかったのですが、高熱にうなされていたので
いきなり「Aランクライブ」から見る、という贅沢なものでした。
香盤表
わくてかピーシーズ(相方の感覚がずれている漫才) ・・普通にうまくて面白くて、ああさすがAランクライブだなと思わせる漫才 10000円で自転車買うところが好きだったなぁ。
アルパカ行進曲(RPGラスボス)・・よくある設定のネタながら、しっかりとやりきっていて「お前の男気には」あたりが好きでした
きむりえ(まやみき)・・ものまね、というより いわゆる憑依型のネタですが、やりきりが気持ちいいネタでしたし、
ネタ以外の舞台でも前にでようという姿勢がすばらしいと思いました。
笑納言(嵐のコンサートにきていた○○○)・・・設定が個人的にはかなり大好物だったネタでしたし、、見た目も含めて爆発しそうなコンビでした。
比嘉速人(弱肉強食)・・・これもまた大好物なネタの部類。さりげない声の高さとかマッチョなところが面白雰囲気を加速させてますし、何気にかなり高等レベルの技術をようするネタだと思いました。
でもキャッチャーでぶ(ギャグ対決)・・・ポテンシャルを感じさせる二人のネタでした、普通の漫才も見たいなぁと思わせる覇気あるコンビでした
(メモ抜け落ちてる)
コンビ名???(なぞの人間が家に!)・・意味深にいってもだめですよ!って部分がはまったなぁ。怪しい人が
最後まで怪しいなぞの人っていう謎解きがありそうでない、透かし型でした
パンキッシュ(ドラえもんとコラボ)・・ツッコミの人のツッコミ方が斬新。野球の審判みたいなやりかたのツッコミでした、一番バッターとかでも見やすい いい漫才でした。
ダヴィンチ(漫才)・・あごの出てるほうの人のボケ能力値高いなぁ。すごく実力があるのがにじみでてるコンビでした。ネタしだいではトップに躍り出るような香りをしてました
ベアートリーズ(新しい相方をいれる)
オカルト(合コンのやりかた)・・・ボケの人の目線、、できあがってるなぁwwそれはそれで新しいなぁと
思いました。
オムニバス(歌を歌う)
アフターアワーズ(うそばっかりの歌)・・ギターだったりラッパー風だったりやりつくされた感のあるキャラ設定ながら、独特の間と感覚でそれを未知なものにする。。狙ってやっているとしたら、かなりすげえなと思いました。
ツーシーム(いちについてヨーイドンの練習)・・・これも設定シンプル、普通に「ちゃんとやって」の
コント漫才なはずが、、これもまた独特の間とキャラで別のものにする。これもまた新しいやり方だなと
思いました。せりふがアドリブ風に言い捨てる感じにいうのもいい感じに作用してました。
(メモ抜け落ちてる)
ストテュイラス(かっぱを見た)・・ボケストック型のつっこみ追いつかない系漫才。突っ込んでも突っ込んでも、ボケが新しいボケを増やしていって、ってやつですね。ひとつの技法としてありますが、それをやるには相当の技術料がいると思いますし、笑いをとれていたので、それがあるのだと思いました。普通に大好きなネタでした。
ハネシタ(ジャンケンからの世界平和。。)・・シュールな世界観で最後強引に完結するww
ラックブレイブ(ラブレター)
あの、なかしま(手とリス)・・・映像ネタ。ものすごくわかりやすく笑いやすいいいネタ。この系統って高確率で笑いは起こるのに、投票となると躊躇してしまうあるあるをなくしていきたいなぁ。陣内さんだけの特許ではないと思うからなぁ。「それ、されたら無理!」とかツッコミ言葉も好きだったけどなぁ
あばれ花組(非常ボタンを押すと)・・なかからインチキおじさんとーじょう♪、、てか、、アダムスなキャラが
いい味だしてたし、表情ひとつひとつがよかったなぁ。ツッコミの人のキレ方がうますぎてリアリティがありすぎるくらいでした。好きなネタでした。
バカンス食堂(久しぶりの再会)・・・女の人のボケがいちいちシュールな世界観で予想をくつがえす流れ。うける男の人の表現もわかりやすいし、女の人も奇天烈なことを、特に最後の バイオハザートの部分とかああいうの好きですね。
東京維新クラブ(自殺をとめる)・・これもまたよくある設定のネタながら、キャラの影響で新しいものに見せる感覚。ボケの人のキャラがとことん謎+KYな発言にこだわっていて、いい色がでてました
きしたかの(レストランにて)・・これもまた設定はシンプルながら、システムにやたらこだわる、、など着眼点が新しかったです。ツッコミの人の演技中の顔がすごくリアリティがありました。
ひまつぶし(休み時間ショートコント)・・いまだからあえて重宝される、というかエンタ系というかものすごく見やすいショートコント。やりきり、オチの意外性、このへんのバランスに演者の力さえあれば 普通に爆笑が起きる
流れなんですな。
(メモ抜け落ち)
MRドーナチャの出てくるネタ(メモ抜け落ちコンビ名抜け落ち)・・・とにかくドーナツしばりで、作り出したら楽しそうなネタでした。「うまいこと」と「おもしろいこと」の複合のせめかた、ありだと思いました。とかく賞レースや学園祭では有利なネタというやつですなあ。。
サツマカワRPG(胎児)・・いい表情でネタやってました。やりきり、ネタの構成ともにかなりハイレベルですが、
やはりお笑い大好きなお客さんにははまりやすく、自分の左前に座ってた年配の夫婦のかたはポカンと
していたので課題はそのへんかなと思いましたが、、いいネタです。
チョーベリーグッド(かっこいいせりふ、いってみたいせりふ)
・・トリが出てきただけのことあって、やはり抜群にうまかったです。光属性のナイス漫才でした。
前のほうに 超インパクト級のネタさえ来なければ、いつも爆笑とれるだろうな~、そんな風に感じました。
感想として、やはりレベルが高い。
そして、華がある人が多い。
以前にも書いたのですが、養成所の人のほうが、大学生芸人よりも相対的に もともともった華が多い可能性が多いことが多い。この謎のからくりなんでだろう?なんて思ってみたが
結局養成所だってただではないし、根拠がなかったらお笑いやろうなんて思わない。
ましてや、今は「お笑いブーム」なるものも去ってしまってるらしい段階で
「プロを目指そう」、、という覚悟が定まるのが数年前より簡単じゃない。
大学生ならば就職活動が控えているが、ここに入ってる人たちは「当面、プロの芸人一本」
なのだから、それが起こるはずなのだと。。
ゆえに「自己推薦」「他己推薦」だろうと、なんかしらの根拠がないと(バイト先で一番面白い、クラスで一番面白お)、、こういうのにフィルターがあって、それをぶち破って 応募してきてるので、
なんかみんな「サムシング」を持ってる人が多い。もちろん全員じゃないけど、そういう人が多いんです。
とかく先日NSC見たときも、思ったことだし今回もそうでした。
それがしかも一番上のクラスとみりゃあ、そりゃあさらにそうだわな。
とにかく完成度と、ギラギラがあふれ出ていて、いいライブでした。