ある日の夕方のことです。
Ｏ課長は柏木さんに言いました。
Ｏ課長「はい」
そう言うと、Ｏ課長は柏木さんに缶コーヒーを差し出しました。
Ｏ課長「これ、アンタにやる」
柏木さん「ありがとうございます。いいのですか？」
Ｏ課長「うん。俺はこっちにあるから」
Ｏ課長はもう片方の手にも缶コーヒーを持っていました。
（両手に缶コーヒー）
柏木さんはＯ課長から缶コーヒーを受け取りました。
冷たっっ。
柏木さん「おぉ～。冷たいですね～☆」
Ｏ課長「うん。（自動販売機で）温かいの買おうと思って間違えたから、アンタにやるの。俺は温かいの♪」
柏木さん「・・・」
Ｏ課長が柏木さんに缶コーヒーをくれたのは
温かいのと冷たいのを買い間違えたからでしたか…
まぁいいや♪
柏木さん、缶コーヒーＧＥＴ～♪
それから２日後。
Ｏ課長は柏木さんに言いました。
Ｏ課長「はい」
そして、差し出された缶コーヒー。
柏木さんは缶コーヒーを受け取りました。
冷たっっ。（再び）
Ｏ課長は言いました。
Ｏ課長「これ飲んで、頑張りなさい」
柏木さん「ありがとうございます」
Ｏ課長「他人におごってもらったコーヒーは、一段と美味いだろ？」
柏木さん「はい」
おかげですっかり柏木さんの体はひんやり致しました。
ただ、ちょっと気になる事が一つ…
Ｏ課長。
柏木さんをそんなに冷やしたいのですか…？
（寒いんですけど…）
※Ｏ課長は２回目も冷たいのと温かいのを間違えたのかどうかは不明です。
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