その日は本社から、お偉い方がいらっしゃってました。
お偉い方にお茶出しした柏木さん。
そろそろ出したお茶を入れ替えに行こうかな?と思い
給湯室へ入ると…
給湯室には I 課長が。
(最近、何故か出番の多い I 課長^^)
I 課長は、コーヒーを淹れていました。
I 課長は柏木さんを見ると、言いました。
I 課長「今日ね、本社の偉い人が来てるからね、今からコーヒーを出そうと思ってね…」
柏木さん「あっっ。私、今、お茶を淹れようと思ってたんですよ」
I 課長「あ。そうなの?」
柏木さん「はい」
I 課長「柏木さん、知ってる?本社からの人にはね、頻繁にお茶とかコーヒーを出したりして、よ~くゴマを摺った方がいいんだよ。そしたら、“あ~、ここは気が利いてるな”って思ってもらえるからね。重要な事なんだよ!」
ははは。なるほど~(^▽^;)
I 課長「笑い事じゃないんだよ。本当に重要なんだからね!」
柏木さん「そうですね~。でも、本社から偉い人が来たら、(言われなくても)お茶は何度も出してますよ」
I 課長「柏木さんはちゃんとしてるんだね」
いや…普通ですから…(-_-;)
I 課長「俺、時々忘れるんだよ…」
え。
いや…何もわざわざ I 課長自らお茶を出さなくても
ほら…
ねぇ…?
でもね、知ってる。
こうやって、I 課長が気を回さなくちゃいけない訳を
柏木さんは知っています。
だってさ、I 課長の部下って
U子ですから
仕方ないね。っていうか
無理だね。(爆)
諦めなきゃいけないんですね。
不憫な I 課長…。
それでも I 課長はU子にもゴマを擂っているのかもしれない…。
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