キンドルの勧め | トナカイの独り言

トナカイの独り言

独り言です。トナカイの…。

 五十歳をすぎて、めっきり老眼が悪くなりました。
 しかも、着々と悪くなっていくのがわかるほど・・・・・・。
 つい最近まで読めたもの、見えたものが、読めなくなり、見えなくなる。
 自分が衰えていくのを感じたり知ったりするのは、悲しいですね。
 水泳やスキーなら、まだまだ自分の上達を感じられるのですが、視力はどうにもなりません。

 わたしは良く本を読む方ですが、それがだんだん難しくなってきました。メガネを掛けるようになって、もうどれくらいの年月が経つでしょう。しかし、近頃はメガネを掛けてもなかなか見えなくなってきました。
 そこでいろいろ調べていたら、キンドルのペーパーホワイトなら「本より読みやすい」と聴いたのです。「まあ、一つくらい持っていてもいいか」と、購入してみました。

 Kindle Paperwhite/Amazon.co.jp

¥7,980
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 これが実に使いやすいのです。
 久しぶりにベッドで本を読むことができるようにもなりました。部屋の電気を消しても、良く読めるほど。目に優しく、今のところメガネを掛けずに読めています。
「きっと、電子書籍の時代も近いだろう」
 そう感じたほどです。

 アメリカでは紙製の本より電子書籍の方が売れているそうです。
 売上金額でも、紙の本の総売上を、今年辺りに電子書籍が超えると言われています。日本も近いうちにそうなるのでは・・・・・・。


 本と言えば、わたしはずっとこんなことを思っていました。
 まず、本の賞についてです。
 これまで十回以上コンテストに出品してきました。結果は、優勝が一回、最終選考まで残ったのが二回、二次選考までが二回、それ以外は予選落ちとなります。
 ところが、このコンテストの多くで、結果が出るまで半年も待たされるのです。
 コンテストに出品し、一次予選の結果までに三か月、二次予選までに五か月。最終に残って本になるかどうかがわかるのは半年後です。
 今の世の中で、こうしたビジネスがまかり通るのは、まず出版社のみでしょうね。

 それから出版物の内容です。
 売れる、売れないというのはもちろん大事なところなのでしょうが、芸術作品には実売数と異なった価値があります。
 たとえば、宮沢賢治はたくさんの作品を書いていますが、生前、お金に換えられたのは小編一つのみと聞きます。
 また、モーツァルトのように湧き出る泉のごとく作品を生み出す人もいれば、ベートーヴェンのように一つの作品を徹底的に推敲する人もいます。
 どちらも素晴らしいのですが、現在はモーツァルト的な人により多くのチャンスが与えられているように感じてなりません。

 わたしはいつかフィクションを書きたいと思っていたので、よくフィクションを手に取ります。しかし、最後まで読める作品は少ないのです。これはもしかしたら、自分が時代に合っていない証明なのかもしれませんね。

 話をキンドルに戻すと、この機械には一つ優れた機能があります。
 それは、知らない語が出て来たとき、そこを長押しすると、そのまま辞書のページが立ち上がり、意味がわかるのです。その間、約三秒。自分が本気で英語を勉強していた時、この機能があったなら、どれほど勉強時間を短縮できただろうと、少し悔しくなるほどです。英語だけなく、もちろん日本語も。ボロボロになった辞書というのは、もう見られなくなりますね。

 キンドルでは文字の大きさや行間も、ワンタッチで変えられます。
 わたしのペーパーホワイトはワイファイ使用ですが、通信機能付きのキンドルは通信料無料です。アマゾンが通信料を負担してくれます。どちらのヴァージョンもアマゾンのクラウドが使えるので、いくら本を買っても、そのクラウドに保管できます。つまり倉庫がアマゾンにできるので、自分のところの保管場所は狭くならないのです。

 またキンドルの利点として、無料の本がたくさんあることを挙げておきましょう。上記の宮沢賢治も有名作品のほとんどが無料版で手に入ります。英語の本も、古典の多くが無料で手に入ります。つまり、最高の傑作を無料でいくらでも読めるのです。

 キンドルは無料アプリを入れるだけで、スマートフォンや ipad でも読めますし、BlueStacks という無料ソフトを入れたならコンピューターでも読めます。
 加えて、一度キンドルで買った書籍はスマホでもipadでも、コンピューターでも読めますし、改訂版が出たなら、それを無料でダウンロードすることも可能です。

 また出版も自由自在。一応、検閲のようなものはありますが、よほどひどいものでない限り、大丈夫なのでしょう。思い立ってから出版まで、わたしの経験ですと半日です。
 こちらも、どうかよろしくお願い致します。
 
星と、輝いて/角皆優人

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ゴールドメダルへの道/角皆優人

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 わたしのキンドル本を買ってくださった皆さま、少し誤字脱字がましになったヴァージョンがアップロードされています。ぜひもう一度無料アップロードをお試しください。