いくつか楽しかったり嬉しかったりすることがありました。
それらをここに書いてみます。
まずもう二週間くらい前になりますが、両親と一緒に古い古い映画を観に行きました。
タイトルは 『麗しのサブリナ』
言わずと知れたオードリー・ヘップバーンの代表作の一つです。
わたしの母は若い頃から音楽や文学が大好きでした。そのため、わたしが物心つくと、家にはたくさんのSPレコードがあって、クラシックもたくさん揃っていました。それに映画や文学も大好きで、結婚前後なら、父と一緒に頻繁に映画館に通ったようです。
そんな彼らなのですが、もうすいぶん長い間映画を観ていないと言うのです。
そこで数ヶ月前、3D映画に一緒に行きました。彼らにとって初めての3D映画。とても喜んでくれたので、今回の 『麗しのサブリナ』 となったわけです。
わたしにとっては、初めての映画でした。
そして、映画が終わると、自然と拍手したくなるような感動を覚えました。
これまでヘップバーンの映画にそれほど興味はありませんでした。しかし、今回は何か感じるところがあったのです。
先日東京にとんぼ返りしたとき、高速バスで何か読もうと小さな売店に寄りました。すると、そこに 『オードリー・ヘップバーンという生き方』 という本を見つけました。
オードリー・ヘップバーンという生き方 (新人物往来社文庫)/山口 路子
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これがとてもおもしろかったのです。
そして、オードリーと著者の両方に興味を持つことにつながりました。オードリーの生き方にとても共感し、勇気をもらうこともできました。
続いて、クラシック音楽についての話です。
わたしが大好きな曲に、ブラームスのピアノコンチェルト第一番があります。たぶんピアノ協奏曲のなかで一番好きだと言えるほどの曲です。
この曲の記録(レコード)に、バレンボイムとチェリビダッケの演奏があることは知っていましたが、これまで聴く機会に恵まれませんでした。バレンボイムのピアノならメータ盤も大好きな演奏です。そのため、いつか聴きたいと願っていました。
Brahms ブラームス / ピアノ協奏曲第1番、第2番 バレンボイム、チェリビダッケ
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これが、予想に違わず素晴らしい演奏でした。
これまでブレンデルとイッセルシュテット盤を愛聴してきましたが、これからはこちらも聴き込んでみたいです。一番だけでなく、二番もたいへん気合いの入った演奏で、一番よりずっと個性的なものになっています。
お好きな方、ぜひ聴いてみて下さい。
もう一つは水泳の話題です。
昨年から今年にかけて、泳ぐたびにタイムを落とし、いろいろな意味で限界を感じた年となっていました。特に昨年末と今年春の体調不良は長引いて、苦しい経験となりました。
そこで思い切って練習方法の見直しをしてみたのです。
まず過労になるほど泳がない計画に変えてみました。
同時に、食べ方(食事)も大きく変えてみました。
ライバルたちの練習量に影響されることなく、自分にとって可能なところで練習に集中しようと思ったのです。その結果、練習量がこれまでの半分以下となり、ふつうのレジャースイマーと同じくらいのところに落ち着きました。しかし、それが自分の限界と諦め、そのなかで練習に集中しようと努力したのです。
そして、先週末の静岡オープン。
タイムは 50m自由形で 27.46 の大会新記録、25mバタフライでも 13.67 の大会新記録となり、ほぼ二年前くらいの記録に戻すことができました。
高校三年生のベストタイムより少し悪いくらいで、当時の 「まあまあのタイム」 となります。
こうなると人間は欲深いものですね。
ふたたび生涯ベストをねらいたくなります。
どこまで行けるかわかりませんが、これからもコツコツと努力を積み重ねていきます。取りあえず、まだまだ終わっていないことだけは確信しました。
自分にとっていくつかの嬉しい話でした。