いつも夕方にきちんと帰宅して晩酌一合とぬか漬けの漬け物とほうれん草のお浸しを楽しみにちびちびやっていた父。

うちづら悪く
我が家の道徳決めていた。

短気でこわい顔。

一緒に何か遊んでくれた記憶あまりない。
でも近くの広場にうぐいす捕まえに連れて行ってくれたっけ。

木の小枝に鳥もち塗り
おとりの鳥籠に。
離れてじっと待ってると羽を絡ませうぐいすが。

今はできないことだけど今となれば懐かしい。

どこかの家に連れられて世間話する父の後ろで黙ってた。
何の話か記憶なく大きくなってからどうやら
あとでお金を貸した人を訪ねていたことがわかった。でも穏やかだったなあ。

節約して遊びもせず
子どもたちに遺していってくれた父。

今となれば亡くなってわかる親の恩

父に会ってお礼を言いたい。
心から本当にありがとうと。

映画のコンタクトのジョディフォスターみたいに。
いつか夢の中でもいいから。もう一度会いたいキラキラ