最後の晩餐 The Last Supper | ともやの映画万歳!

最後の晩餐 The Last Supper

【2004年・日本/香港】試写会で鑑賞(★★★☆☆)

「呪怨」シリーズのノベライズを手掛けた大石圭の、「湘南人肉医」を原作にしたサイコ・ホラー。

湘南で美容整形外科医をしている小鳥田優児(加藤雅也)は、その神業的な腕前からゴッドハンドと呼ばれ、数多くの女性を美しく変貌させてきた。そんな小鳥田の秘密とは、カニバリズムに取り憑かれているという点。生まれつき左足に障害を持ちコンプレックスの塊だった小鳥田は、大学時代の同級生・秋本加奈子(匠ひびき)の紹介で、現在の美容整形外科に勤めることになる。そこで女性から吸引した脂肪を家に持ち帰り、それを食べたことにより、小島田の中で何かが変わり、医者としての才能を開花させていった。ある日、散歩の途中で女性の首吊り死体を見つけた小島田は、その死体を家に持ち帰る。その日から小島田は、人間の肉以外は食べないカニバリストになった。小島田の魔の手は、通りすがりのOL亜美(三輪ひとみ)、タレントの沙希(腹史奈)、助手のルミ(前田綾花)などに及んでいった。ある日、そんな小島田の元に刑事の立花(松方弘樹)がやってくる…。

大石圭はずっと読んでみたい作家さんだったんですが、未だに読んだことがありません。今度読んでみようっと。
加藤雅也は男気あふれるアニキな印象があるので、最後まで役に対する違和感が拭えませんでした。
小島田役には現在変態的なキャラを演じさせたら天下一品の沢村一輝が適役だったんじゃないかな…。
そしてホラークイーンの三輪ひとみさん、見事な仕事っぷりにますます惚れました。
それほどキツイ描写もなく、ホラー初心者向けの映画かな? 
作品の内容よりも、刑事役の松方さんの演技の方がめっちゃ怖かったです。
一番この作品で怖かったです。
ある意味見所です。
監督は福谷修(香港パートの監督はラン・ナイチョイ)。

公式HP:http://www.last-supper.jp/



著者: 大石 圭
タイトル: 湘南人肉医