ジーリ | ともやの映画万歳!

ジーリ

(原題:GIGLI)
【2003年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★★☆)


その年で最低な映画に贈られるラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)。ワースト作品賞、ワースト監督賞、ワースト主演男優賞、ワースト主演女優賞、ワースト脚本賞、ワースト・スクリーン・カップル賞の6部門を制覇し、2004年度の最低映画に輝いた本作。
【全米興行収入No.1】や【アカデミー賞受賞】より、ともやには魅力的な言葉です。

物語の主人公は友達もいないダメな何でも屋のラリー・ジーリ(ベン・アフレック)。ある日ボスに命令されて、連邦検察官の弟ブライアンを誘拐することになる。しかし、ジーリの事を信用していないボスは、監視役としてリッキー(ジェニファー・ロペス)を送り込む。ジーりはリッキー(本名ではなく偽名)に一目惚れするが、リッキーがレズビアンであることが判明。知覚障害のブライアンと3人の不思議な共同生活が始まり、徐々に3人は心を通わせていく。そんな中、ボスから『ブライアンの親指を切り取り連邦検察官に送りつけろ』と命令されたジーリは、命令を無視してしまう。3人の運命は如何に…。

前回ラジー賞に輝いた「スウェプト・アウェイ」(この作品もガイ・リッチーとマドンナが大好きなんで、智也自身のハードルはめちゃ低かったですが…)も含めて、ラジー賞作品にハズレなしです。
ベン・アフレックの作品は「アルマゲドン」「パール・ハーバー」「トータル・フィアーズ」「チェンジング・レーン」「デアデビル」「ファントム」「ドグマ」とか観てきたけど、「ドグマ」(これはベンが好きっていうよりも作品自体が好き)の次に好きかも。
この作品でちょっと彼が好きになりました。コメディ向きの俳優なのかもしれません。
男女のセックス観やタバスコ・トイレットペーパーの説明、男と女の爪の見方、リッキーの彼女が乗り込んでくるシーンなどなど、笑いどころ満載です。
ジェニファー・ロペス自身が大好きなんでハードルはめちゃめちゃ低いですが、変な超大作より全然楽しめました。
監督はマーティン・ブレスト。