屋久島 宮之浦岳 | やまのはなし

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山の話や、山道具の話、作ったご飯の話、食べたご飯の話など


2012/5/26~28


屋久島の宮之浦岳に行ってきました。


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予想以上にいいところで、再訪したい場所の一つになりました。

次回は一週間くらいかけて沢とか縦走路上にない山とかも行きたい。


初日は雨。

東京から飛行機とトッピーに乗って移動。

屋久島についても淀川登山口までのタクシーが想像以上に長い。

登山口から40分だけ歩いて淀川小屋に。ここで泊ります。

三日間の日程のうちこの日が一番疲れました。


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水は小屋の裏の沢から取ります。
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二日目は曇り。

花ノ江河も霞んでてよくわかりません。


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なんとなく撮った花ノ江河の湿地にあったコケ。

鮮やかな緑がみんな気になったらしく、東京帰って写真シェアしたら同行者も全員写真を撮ってた。


森林限界超えても見通しがあまりききません。

たまに雲が切れるけど、大概はこんな感じで靄の中に花崗岩の巨石がうっすら見えて不思議な光景です。
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宮之浦岳山頂も雲の中でした。

でも、雲の切れ目が多くなってきて、晴れることを期待。


山頂から少しおりたところに永田岳への分岐があります。

そこに荷物をデポして、サブザックで永田岳往復。

永田岳への登りの途中でとうとう晴れました。


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宮之浦岳と、歩いてきた道が見える。


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永田岳の山頂も見える。


でも、この後すぐにまた曇ってしまいました。

分岐に戻り、新高塚小屋へ。


途中のしゃくなげ。
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ちょうどしゃくなげ祭が開催されている週末だったそうなんですが、自分を含め今回の同行者は誰もしゃくなげがどんな花か知りません。

ただ、あまりにも咲きまくっているので、この花をしゃくなげ(仮)としました。

帰って調べてみたら当たってた。

山菜は覚えてみたいと思うけど、食べられない草花にいまいち興味がもてないんですよね。


さらに進むと屋久鹿に会いました。
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ライチョウと同じで人をあまり怖がらずイノセントな感じがかわいい。

丹沢の人ずれしたでっかい鹿とは違います。


新高塚小屋に到着。
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ここにも屋久鹿がいたのですが、ご飯食べてるまわりをうろうろしていてずうずうしい。

前言撤回。

屋久鹿も人慣れしててかわいくない。


高塚小屋は広くないし、こっちのほうがきれいだということなので「新」の方に泊る。

「新」じゃないほうの混み具合がわからないので、なんとも言えないけど「新」はうるさすぎだった。


特に関西から来た6、70代のご一行。

淀川登山口からガイドツアーで縦走してきたらしいけど、7時くらいに小屋について日が暮れてからもずっと騒いでる。

9時くらいに「かんぱーい」とか言ってるし…。

テント泊も初めての人たちらしく、ガイドさんが担いできたテントと間違えてうちらのテントあけて入ってこようととするし…。

ガイドさんは礼儀正しくて明るくいい人だったのですが、やはり知識のない人達には山でのふるまい方を事前に教えておいてほしかったです。

それとも、屋久島はもう山ではなく観光地なんですかね。


三日目は屋久杉見て、トロッコ道通って、白谷雲水峡から下山。


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屋久杉は人がいなくてゆっくり見えました。

屋久杉もすごいけど、花崗岩がごろごろしてる稜線の景色のほうが屋久島の魅力だと思う。

(まだ一回しか行ったことないので偉そうなこと言えないけど。)


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使徒のコアみたい。


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ウィルソン株のハート。


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沢も奇麗です。


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またもや、屋久鹿。

前日ずうずうしいやつを見たからあまり感動なし。

それでも普通の鹿より小さくてかわいいんだけど。


途中で、おっきな蛇を見て南国を実感する。


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白谷雲水峡にて。

屋久島は水がきれい。

道中の水の補給はすべて沢で行いました。


本当に屋久島はいいところだった。


今回の教訓。

月曜日一日仕事休むと、その週は死にそうになる。