やまのはなし

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2012/8/4、11

奥多摩の川苔谷逆川に行ってきました。
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しかも、2週連続。

11日は巳ノ戸谷に行こうとして、奥多摩駅に行ったのですがタクシーがつかまらず。

バスの時間まで待ってると、帰りのバスが間に合わなそうだったので川苔谷に変更になりました。

今年の3月からタクシーの営業所が無くなったみたいです。


なので、写真は一回目と二回目がまざってます。


川乗橋から林道を歩く。
入渓点の目印はカーブミラーですが、カーブミラーがありすぎて目印になりません。
今回は踏跡を二ヶ所見つけて、わずかにリッジ状になったところにつけられた二つ目を下りました。

聖滝より上流に降りられ、河原でしたく。

歩き始めるとすぐに逆川の出合い。
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しばらくしてF1です。
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下段は水を浴びて登ります。
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二段目の7mはロープを出したほうが無難。
ただし、中間支点になるものはないので、後続の確保のみです。

溯行図にはしばらくゴーロ帯が続くと書いてあるけど、所々に滝が出てきます。
ナメ滝や樋状滝、ボルダっぽいチョックストーンなど。
バリエーションに富んでて面白い。

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ここは泳いでとりつく。


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ここは簡単に巻けるけど水流を登ったほうが面白い。


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ゴルジュに入ります。
出口の4m滝が核心らしい。
確かにクライミング的には水から上がった後の一手が難しい。

ステミングからサイドプルで足を壁に押し付けながら一手上のガバを取ります。
でも、落ちても深い釜なのであまり恐さはない。
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いやらしさで言えばF1やウスバ林道手前の10mのほうがいやかも。

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深い釜の滝が多く、水がきれいです。
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上流部は倒木が結構多くて残念。


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三段10mの上段樋状は突っ張りが面白い。

そしてウスバ林道手前の10m。
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ロープ出しました。
下部はガバが少なく、スローパーっぽいホールド主体。
傾斜はあまりないので、落ちても死なないと信じて登る。
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ちょうど真ん中あたりにハーケンが二つ打ってある。
ランニングをとって後半に備えます。
中間より上はホールドがガバ主体になる。
その反面、1mちょっとの間は壁がたってます。
そこを越えれば後は楽。

ロープをフィックスして、セカンドはアッセンダーで、最後はビレイして登ってもらいます。
今回はここで溯行終了。
ウスバ林道より上に25m滝があるようなので次回はそこまで行ってみたい。

下山後は鳩ノ巣荘でお風呂。

3時半で受付終了。

もうちょっと遅くまで入れるとありがたいな。

2012/8/5

検索キーワードでblue iceが結構多いので、何回か使用した感想書きます。

今まで日帰りの沢で5、6回と小屋泊まり一泊の残雪期に1回使用しました。

以前は沢や雪山にはカリマーのリッジ40L、日帰り低山にはトレラン用ザックかペラペラのサブザックを使っていました。

30Lは今回がはじめてです。

●個人的に気になる特徴(いいとこ、わるいとこ両方含む):

・1気室で天蓋以外に余計なポケットがついていない
→トップローディングでとりあえず詰め込むだけなのでわかりやすい。
 容量30Lが本体と天蓋だけで確保されているので、押し込むと結構荷物入ります。
 ただし、サイドポケットもないので、飲み物出すにもザックおろさないといけません。
 プラティパス使う人は気にならないだろうけど、自分はナルゲン愛用者なので。

・本体上部と下部に通してあるストラップ
→もともと結構細身なので、コンプレッションするためにはあまり使わない。
 主にヘルメットとめるのに使います。
 グリベルのヘルメットは前と後ろにゴムが通してあるので、上下のストラップで前後のゴムをひっかけると安定する。
 荷物の出し入れの邪魔にもなりません。
 アックスホルダーとしてシャフト部分を固定させるにはたいして便利じゃない。

・ウェストハーネスのギアラック
→いらないという人もけっこういるようです。

 でも、沢で使うボットハーネスはギアラックが小さくてフニャフニャなので重宝してます。

・背負い心地
→荷物が重いときは若干背中から離れるように引っ張られる感があります。
 トップスタビライザーの効きが甘いのかも。
 ただ、30Lで背負う荷物の重さはたかが知れているので対して気になりません。
 唯一、冬山装備を背負って歩いたときは結構肩にきました。
 そもそも30Lに入れちゃいけない量を詰め込んだので。

・見た目
→これがかっこいいので、他のどんなことが気になっても使い続けます。

2012/7/28

巻機山にある米子沢に行ってきました。

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天国のナメが気になって以前から行きたかった米子沢。

赤木沢に匹敵する美しさでした。


前夜発、桜坂の駐車場で仮眠。

歩き始めたらいきなり腹痛に襲われ時間をロス。

ゴーロ帯を過ぎて水がでてきたあたりで7時前。


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すぐにこんなきれいなナメが現れます。


右岸の踏み跡をたどっていくと、いつの間にか大滝の巻き道に入っていた。

そのまま滝上へ。


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しばらく歩くとこんな滝が。

ロープを出して右側の壁を登りました。

写真の一手前くらいのところがフットホールドが無くなっていやらしかった、
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去年の台風で大規模な崩落があって、ナメが巨石で埋まったと聞いていたけどそんなに気になりませんでした。

(崩落がある前を知らないからかもしれなけど)


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結構滝が多い。

多くは気持ちよく登れるけど、結構難しいのもあります。
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そして、米子沢一番のビュースポットへ。


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天気もよくて昼寝したくなっちゃう。


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景色はいいけど、このスラブ結構やだった。


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この滝は階段状の右側を登る。


雪渓残ってました。

今回はここだけ。(遡行終了地点より上にはまだあったけど)

下を通過してみたかったけど、谷の壁と雪渓の間が結構あいていたのでそこを通ります。
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スプーンカット。

なんでこんなふうに溶けるんだろう。
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雪渓のあともナメと滝。

もう、いらないと思うくらい滝、
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源頭が近くなってくると傾斜もなくなり、ひたすら穏やか。
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避難小屋への踏み跡をたどって遡行終了。
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巻機山山頂は時間切れであきらめました。


下山は長くてうんざり。

それでも、何回行ってもいいと思えるいい沢でした。

これ書いてたらまた行きたくなってきた。