やはり、08年の株式相場は波乱の幕開けとなりましたね。


4日の平均株価は、大発会としては「戦後最大の下げ(=616円安)」とのこと叫び

もはや…笑うしかありません。


そいでもって、同日の米国市場はと言うと…NYダウは258ドル安ダウン

ドル/円は一時的にも107円台に突っ込み、米国経済の景気後退懸念から原油需要が低迷するとして、原油先物まで売られる(一時は97.10ドルまで)始末。連れて金先物も反落しました。


12月の米雇用統計が事前の市場を大幅に下回る結果となった(=非農業部門の雇用者数が前月比1.8万人増に留まった)ことも大きいのですが、そんな専門家が注視する数字よりも、より一般の消費者心理に影響を与えやすい「失業率」が5.0%(前月は4.7%)に上昇したことは大きなインパクトと言えます。


週明けの東京市場において、平均株価は「4日の下げ過ぎの反動」と「4日のNY株安にともなうセンチメントの低下」が綱引きの状態となりそう。

4日の平均株価終値は1万4691円で、昨年11月の安値=1万4669円を辛うじて上回りましたが、目先的にも同水準を終値ベースで下回るようだと、まずは1万4000円ギリギリまで…。


このレベルで下げ止まらないようだと…

2月末にかけて1万3500円~13000円を試す可能性もあります汗


ただ、これだけは言えると思うのですが…

ここまで全体に下げてくると、各銘柄の配当利回りは相当なものになることが見通されます。


再来週号の週刊現代「ネットトレードの掟」に詳しく書いていますが…

もともと一定の配当性向を公約したり、基本的な方針を打ち出している企業の予想配当利回りは3%前後にもなるものが数多く出てきており、期末に向けて見直し買いが入る可能性も十分あります。


その点、週明けからちょっと注目してみてはいかがでしょう…。