iPhoneアプリを作れるくらいなら、レポートを自分でDBに突っ込んで加工してレポートするスクリプトを作っちゃったりできると思いますが、それすらも面倒くさい方には超オススメなサービスをご紹介します。
appFigures
何ができるのかをざっと挙げてみましょう。
- 毎日iTunes Connectに自動で接続しレポートをダウンロード
- 集計結果をレポートにまとめメールで毎日配信
- アプリの売上げを任意の期間で集計・グラフ化
- 複数のアプリを選んで任意の期間で集計・グラフ化
- アプリの売上げを国ごとに集計・グラフ化
- 各国のAppStoreに掲載されているレビューを表示
こんな感じで、キレイなHTMLメールでレポートが送られてきます。それぞれのアプリの各国での売上げ本数、売上げ金額、総計が出ます。
レポート画面
便利さを実感いただくために、実際のレポート画面をご覧いただきましょう。あんまりスクリーンショット張ると企業ヒミツが豊富なので、部分部分の画面しかお伝えできません。全体感はぜひ触ってみてください。まずは、レポート対象のアプリを選びます。複数選択も可能。
次に、集計期間を選びます。 そうすると、集計対象期間の日々の売上げがこのようにグラフで表示されます。グラフでは売上げ金額、売上げ本数、アップグレード数などを表示することができます。 更には、世界のどの国でよくダウンロードされているかが色分けで確認できちゃったりします。 更には更には、各国におけるAppStoreの売上げランキングまで表示されます。ランキングは1時間置きに取得しているようで、かなり精度の高いグラフが描かれます。
セキュリティ面の注意
iTunes Connectに接続する必要があることから、当然ながらiTunes Connectへの接続アカウント情報を入力する必要があります。間違っても、admin権限を持ったアカウントの情報を登録しないようにしましょう。ありえてはならないことですが、万が一アカウント情報が漏れて、リリースしているアプリの登録を削除されてしまったりしたら目も当てられません。iTunes Connect上で、ファイナンシャル情報にのみアクセス可能なユーザーを作れますので、この情報をappFiguresに登録しましょう。これにより、appFiguresからは参照しかできなくなります。安心材料になるかはわかりませんが、appFiguesではMcAfee SECUREという認証を得ているそうです。
料金体系
さて、気になるお値段ですが、まぁこれだけのサービスですから無料ということはありません。というより、有料である方が安心できます。というのも、売上げ情報とiTunes Connectアカウント情報を預けるわけですから、このサービスで収益を上げてしっかりとした情報管理体制を敷いてもらわないと困るわけです。なお、無料のプランもあります。アカウント作成後は2週間まではお試し無料、その後は手動同期(要は自動でメールが送られたりはしない)モードであれば、5個のアプリケーションまで無料で使えます。
その後は、1アプリにつき1.49$という料金体系です。弊社の場合、このレポートシステムを自社で作ったり、誰かに毎月Excelでまとめさせるコストを考えると、このサービスを利用した方が安いという結論に達しました。