武蔵野美術大学の油絵学科1年生の授業にて、ダンスワークショップをしました。
嘘です。いや、すこし本当です。
ムサビ講師であり、私の尊敬するアニメーション作家の泉原昭人 さんのご厚意で、先月末の「顔」公演で踊った『枠』という作品のショートバージョンを生徒の皆さんに描いて貰いました。
勿論、静止画ではありません。
踊りを、自分なりの視点で描き繋げてゆき、最後はアニメーションに落とし込む授業です。
私は子供の頃とても絵が好きで、お絵かきが友達のような子どもでした。(暗い)
実は私のひいお爺ちゃんは美術の講師をやっていて、恐らく私は家族のだれよりも、彼の血を受け継いでいるように思います。(実際、憑いていてくれているらしい)
名は、村松好重朗・・・激しい名前です。かなりのイケメンでした。(写真しかみたことないけど)
ちなみに、ひいお婆ちゃんは老舗の旅館の娘でしたが、好重朗さんと駆け落ちしました。
昔の時代から、粋な人たちだったんですね。やるな~。
まあ、話が脱線しましたが・・・・。
私は絵描きではない道に居ますが、絵画をモチーフに踊りを創ることがとても多いので、絵を描く人と何かを一緒に出来るというのが本当に嬉しいのです。
絵画、アニメーション、映像・・・媒体が何であれ、
全て身体を通っていることは間違いありません。
私は身体で覚えていくことにとことん拘ってきた人間なので(人生においても多分)、身体で動きの原理が少しでも分かると絵が変わるのではないか?感覚的な何かが伝わるのではないか?と思い、彼らと一緒に踊りました。
授業の初めはなんだかボ~っとして、話が聞こえているのかも分からない反応でしたが、身体を動かすのは気持ちがほぐれるみたいで、笑いも起こるしその後の皆の顔のがはっきりしたのが嬉しかった。
なんと、あと2回もやらせて頂けるとのことなので、もう少し彼らと遊びたいと思います。
どのような切り口で皆が取り組むのか、凄く楽しみ。
泉原さん、貴重な機会をありがとうございます。