武蔵野美術大学でのワークショップ | いとう歌織の夢見がちあれこれ。

いとう歌織の夢見がちあれこれ。

国内外で活動する振付家/ダンサー。
2012年よりダンスプロジェクトアマキオト主宰。
こども~大人まで、幅広い層を対象にしたワークショップや
赤ちゃんと保育者に向けたベビーダンス講師としても活動中。

武蔵野美術大学の油絵学科1年生の授業にて、ダンスワークショップをしました。





嘘です。いや、すこし本当です。


ムサビ講師であり、私の尊敬するアニメーション作家の泉原昭人 さんのご厚意で、先月末の「顔」公演で踊った『枠』という作品のショートバージョンを生徒の皆さんに描いて貰いました。


勿論、静止画ではありません。

踊りを、自分なりの視点で描き繋げてゆき、最後はアニメーションに落とし込む授業です。


私は子供の頃とても絵が好きで、お絵かきが友達のような子どもでした。(暗い)

実は私のひいお爺ちゃんは美術の講師をやっていて、恐らく私は家族のだれよりも、彼の血を受け継いでいるように思います。(実際、憑いていてくれているらしい)


名は、村松好重朗・・・激しい名前です。かなりのイケメンでした。(写真しかみたことないけど)

ちなみに、ひいお婆ちゃんは老舗の旅館の娘でしたが、好重朗さんと駆け落ちしました。

昔の時代から、粋な人たちだったんですね。やるな~。


まあ、話が脱線しましたが・・・・。


私は絵描きではない道に居ますが、絵画をモチーフに踊りを創ることがとても多いので、絵を描く人と何かを一緒に出来るというのが本当に嬉しいのです。


絵画、アニメーション、映像・・・媒体が何であれ、

全て身体を通っていることは間違いありません。


私は身体で覚えていくことにとことん拘ってきた人間なので(人生においても多分)、身体で動きの原理が少しでも分かると絵が変わるのではないか?感覚的な何かが伝わるのではないか?と思い、彼らと一緒に踊りました。


授業の初めはなんだかボ~っとして、話が聞こえているのかも分からない反応でしたが、身体を動かすのは気持ちがほぐれるみたいで、笑いも起こるしその後の皆の顔のがはっきりしたのが嬉しかった。


なんと、あと2回もやらせて頂けるとのことなので、もう少し彼らと遊びたいと思います。

どのような切り口で皆が取り組むのか、凄く楽しみ。



泉原さん、貴重な機会をありがとうございます。