ラシポ紀 | ともさかりえ オフィシャルブログ Powered by Ameba

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夏くらいにサンプル盤的なものを頂いて「…うひゃあぁぁぁ!」と猛烈リピートで聴いていた、あっぱの「ラシポ紀」。タワレコで買って、リリック読みながら歩いていたら、道行く人にぶつかりまくり。私、例えば美味しいもの食べたときとか、すんごく感動したときとか、なんか怒りたくなるんですよね。「…なんなのよっ!なんなのよ、これっ!」って。だから今日もかなり眉間に皺が寄っていたはずです。夏くらいから、アルバムのレコーディングを始めて、夢みたいにマネージャーの大森ちゃんと話していたことが具体化し始めて、素敵すぎるミュージシャンの方々にお世話になっているのですが、いつも「この人達の頭の中はどういう構造なんだろか…」と不思議に思う訳です。当たり前に呼吸するように、音が溢れている身体はどういう仕組みなんだろか?私は今回、歌うことだけに専念しているので、リハでも本番のレコーディングでも、いつも皆さんの姿をジーッと見詰めては「…面白いなぁ」と惚れ惚れしている訳です。職権乱用だね。なのに、こないだのリハで原田郁子ちゃんから「ねぇねぇ、聞いてもいい?台詞とかってどうやって覚えるのー?撮影の間はずっと役のままでいるのー?」とか色々質問されて、私なりに答えていましたら「すごーい!すごいよねぇ…」とか尊敬の眼差しで見つめられたので逆に恐縮してしまったのだが、結局回路の違いとはそういうことなんだろか。私にとって、台詞を覚えることも、役を体感する作業も、やっぱり日常的なことで、お芝居は「人付き合い」だと思っているから。どれだけ向き合う人を好きになれるか、それに尽きるような。(←超個人的主観)単純に恋愛要素のある役でも、逆に嫌い合う役でも、好きじゃなきゃ作り出せないエネルギー。また「好き」とか言うと誤解を生むから、そういう感覚を共有できる相手とそうじゃない相手が出てきてしまうけど。同性・異性問わず、言葉にしなくても近付ける人とは、やっぱり作業してても楽しいし、気持ち高まる訳です。もちろん、芝居することも歌うことも、ビジネスの一環だから、そんな甘ったれたことばかりも言ってられないのだけど…でもやっぱり忘れたくない想いとプライドもあるもんね、誰にだって。なんつって微妙に語ってしまったが、昨夜「…はぁ?」っていう出来事があり、久々にガッカリ呆れ顔の私。今朝、19歳の頃から大切にしてきたギャルソンのポーチをとうとう捨てた。時間かかったなぁ。iPodから流れる「ラシポ紀」を聴きながら渋谷の街を1人歩いて、悲しくなるかと思ったけど、なんか意外と元気だ私。あー、いいアルバム。