2000.11.26 イスタンブール | ヨーロッパ女ぶらり一人旅

2000.11.26 イスタンブール

イスタンブール夜景
腰の状態も問題なく目覚めることができてうれしい気分の朝。

昨日と同じように「Pudding shop」で朝ごはん。

メニューは目玉焼きとパンとプリンと水。

なんといっても安いのがいい。

今日はイスタンブールのオールドシティを観光しようと朝食を取りながらガイドブック片手にあれやこれと計画を練る。


まずは朝10時にトプカプ宮殿へと向かう。

入り口からしてトルコ語で伝統的な雰囲気。

入り口ゲート付近にチケット売場があり、とりあえず入場料を払う。

すぐ横にガイドさんらしい人がうろちょろしていたが英語ばかりのツアーなのでやめておく。

日本人団体客さんがいたのでそちらについていくことにした。

まずは入り口には中庭が広がっており、横は使用人らしき人たちの間などがあり、その反対側がハーレムというエリア。

そのさらに奥には「宝物殿」があり、まずはそちらへいく。

ダイアモンドが輝いていたり、ものすごくキレイな刀がおいてあったり。

あと、トルコ版よろい、のような服も興味深く見とれる。

ちょっと笑っちゃったのがスルタン(=王様)の髪の毛が残っていたこと。

これが宝物??なんて思ってしまった。

あと、エメラルドやらティーセットやら、どれもこれもがオリエンタルで素敵。

それから先へ行く。

トルコではクロアチア同様ソファーベッドのようなところで寝るらしく、気持ちよさそう。

奥に庭があり、そこから眺めるイスタンブールがなかなかよい。

海が広がっていて遠くに映るモスクが新鮮に映る。


気がつけば1時前。

お次はブルーモスクへ向かう。

信者と観光客とでは入るところが違う。

もちろん私は観光客用、靴下を手渡されたビニール袋に入れて入る。

中に入ると、まずはモザイクが目に入ってくる。

ものすごく新鮮に映る。

下は絨毯が敷き詰められていてトルコ的だと思った。

信者の方たちはメッカへ向かって祈っているらしいけど、男女で祈る場所が違う。

又、上からつり下げられている照明というか、明かりになるものがきれい。

窓に目をやるとステンドグラスが模様になっていて素敵。

キリスト教の教会だと模様ではなく絵になっていたりするんだろうけど。

ぐるっとまわり外に出ると寄付ボックスがあったけどなぜか入れることができなかった。

観光客目当ての詐欺では?なんて思うあたり、なんだか周りにいつになく冷たい目になっている気がする。

それだけ、この町はどこでも観光客目当てにうようよしている人たちがいっぱい。


休憩がてらYHへ戻り身支度後チェックアウト。

ツアーを手配したエージェンシーに荷物を預け、街をぶらぶら。

昨日出会った男の子とまた少し立ち話してお別れ、この人昼間からぶらぶらして何してるんだろう?なんて疑問。

でも、みんな日本語が上手で感心だ。

日本語だけじゃなくもちろん英語も、それからイタリア語とかドイツ語も片言だけはなせたりする人がたくさんいる。

みんな観光客相手に自然に見についたという、すごい。


さて、彼の勧める地下宮殿に行く。

期待していなかった分、びっくりした。

名前の通り、地下に宮殿があるというところで幻想的。

音楽が流れていたりして、ちょっとげんなりするところもあるけど、上からぽとりと水が滴り落ちてくる。

不思議なところだ。

それからアヤ・ソフィアへ行く。

ここは博物館もありなんと入るのにお金がいる。

中は思いっきり工事中で、がっかり。

途中目にとまったのは、壁の中にキリストのモザイクが隠れているらしかったというものがあり興味がわいた。

ここはそんな複雑な宗教の歴史があるんだ、まさしくアジアとヨーロッパの間なのだと思う。

また遠くから見るゴールドのモザイクはとてもきれい。


さて、ここを出て周辺をうろうろしているとしつこい物売りがとこからともなく現れる。

まったくうっとおしいなあ、と思いっきり無視していると「Free.Prezent!」と行って去っていった。

手渡されたのははがきセット。

物売りにいちいちニコニコ対応するのもなんだし、でも無愛想すぎたかしら?と反省。

しかしなんでプレゼントしてくれたのかは謎だ。

まあ、このはがきセット、大事にしなくては。


ところで時間もあるし、地図で見ると近い所に位置しているグランバザールへ向かう。

又売り子らしき人が近寄ってくる、もうじゃまだなあ。

途中「アティック・イリ・パシャ・ジャーミイ」というモスクを通りがかったのでおじゃまする。

17世紀にできたというとっても古いところ。

人がだれもいないのでとっても静かにしばし静寂感にひかる。

ちょっと寒くなってきたのでバザールへ急ぐ。

バザールを歩いているひとはほとんどツーリストかトルコ人男性だった。

やはりイスラム圏、女性がショッピングエリアでうろうろすることはないんだな。

いかにもトルコ的なおまもりだとか細工物の工芸品だとか、でもぶらぶらするだけで楽しい。


今日は夜行バスにのってカッパドギアに向かう予定となっている。

バスの時間まで時間があるのでマクドナルドでお茶しながら本をよんで一服する。

となりのトルコ人カップルが4人掛けのところを二人して隣同士で座っているのが妙に気になってちらちら見てしまった。

さて、7時すぎに申し込んだ旅行代理店へ行き、そこからバスターミナルまで車で送ってもらう。

なんとバスの出発は9時だという。

まだまだ時間があるなーと思いうろうろして見つけた待合室で過ごすことに。

横にいたトルコ人ファミリーが楽しそうにしていた。

特に子供がハイテンションで。

待ちに待ったバス、乗り込むと隣に誰もいないという座席でゆっくりできてラッキー。