今回のお題は「勉強の順番の工夫で偏りを減らす」です。

受験勉強において大きな苦手科目があるととても困ります。
学校選択がどうしてもその科目に引っ張られてしまう。
悲しいことです。
それを防ぐには各科目の勉強量を上手に割り振るのが最上の策。
それについて色々と書きます。

まずは各科目ごとに分析を。

国語
知識系は比較的少なめ。
文章題の演習はまとまった時間がかかるが時間の見当はつきやすい。
算数
難しい問題はいろいろと含めて時間が大量にかかる傾向。
簡単めの問題演習もセクションがかなり多く、どうしても時間の見当がつきにくい。
理科
知識系の割合は比較的高い。
思考系の部分は時間がかかりがち。
社会
知識系が大量にある。
細切れにしやすい傾向あり。

そして、勉強の際、ある程度のまとまりがある区切りの方が繋がりが生じやすく、効率がアップします。
また、同じ系統の科目を連続しない方が単調になりにくく、さらに一旦頭が切り替わるので自然と負荷がかかりやすいです。
自分に対してより負荷をかける気持ちは成績を上げるためにとても大切なこと。

さて順番の話に入りましょう。
「算数、理科の思考系は後にやる」
これらはどうしても迷子状態に陥りやすく、そうなるとたくさんの時間がどうしてもかかります。
最初にこれらから始めると、運悪くそうなった際にその日の勉強がそれだけで終わる傾向が相当に強い。
避けましょう。
それだけで管理が楽になるはずです。
「国語の演習は気持ち多めで」
これ、結構なコツです。
理由ははっきりしています。
この記事ではバランスの大切さを説いているわけですが、それでも必要に迫られて集中的に何かを勉強する場面は必ずあります。
その時にカットされるのはほとんど国語(笑)
やっても効果が見えにくいものはどうしても、ね。
しかしやらないと困ったことになるのは必定。
それを考慮して、気持ち多めに、ということです。

シンプルですが、こんなところです。
勉強量のバランスがダメな中学受験生、かなり多いんですよね
もっと直接書くと、算数しか勉強していない(;^_^A
そんなケースに限って、まあ全体の勉強量も不足しているのが相場です。
算数を勉強しているとあれもこれもとなる気持ちは分かるのですが、、、

最後に一つ。
上記の内容、算数の勉強の性質を逆用して、勝手に勉強時間が増えてくれるのも狙いだったりします。
実行が難しい性質のものではないので、上手に活用してくださいね。

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