今回のお題は「暗記が得意なアタマを作るには」です。
そろそろ暗記モノが気にかかる人が増える時期ですからね(;^_^A

暗記力、確かに個人差は大きい印象です。
乱暴な言い方をすると一瞬と永遠ほど差があるような感じに見えなくもない。
ただし、それは初期状態の話。
何もしていない素の状態が最も差が大きい。
必要なことを行うと、力の差は縮まっていきます。

まず大切なのは、記憶しよう、という意識を強く持つこと。
これはスイッチにあたります。
スイッチがオンにならないと上手に動きません。
人間は機械ではないので、最初からなかなか思うようにスイッチオンにはなりません。
切り替えるような気持ちがコツかな。
スポーツ選手によく見られる、何らかのルーティーン導入も良いでしょう。
何かの動きで自動的にスイッチオン(^∇^)
んー、考えれば考えるほど、ルーティーンって優秀だなという気持ちが強くなってきます。
行動の安定化はパフォーマンス全体の向上には欠かせませんからね。
ちなみに自分のお決まりのルーティーンは、「シャーペンの芯を全部引っ込めてから2回ノック」でした。

さて次です。
出来るだけ毎日、しっかりと負荷のかかる分量を継続してやること。
当たり前すぎる話ですが、ここにはいろいろと壁があります。

最初のうち、上手にいかないのはもちろんですし、苦痛も最大です。
この段階で放り出してしまうケースがとても多い。
しばらく経ってからまた大騒ぎ、以下繰り返し、と。
これをしちゃうと、毎回リセットしている状態になります。
いつも苦痛の繰り返しになる。
嬉しい状態が来ないんですね。
それでは誰でも嫌になるし、ついにはすっかり放置してしまうのもよく分かります。

継続して練習していくと、次第にその人の頭の中に覚えるためのシステムが出来上がってくる。
そこまで継続していくか否かが鍵なんです。
このことは例外なく皆に共通で起こります。
正確な数字は分かりませんが、相当に効率がアップすることは確かです。
最初の頃の3つよりもしばらく経ってからの10の方が暗記が楽、といったことは毎年の恒例行事ですから。

上記の話、たくさんやった方がどんどん楽になる、という構図になっています。
これがどうしても子供の直感には反していることが多く、継続できない原因の多くを占めます。
ちょっと=楽、たくさん=面倒くさくて大変、ですからね。
まあ、自分の直感もそうなのですが(;^_^A
しかし実際は直感と現実は異なっている。
ここには勉強というものの難しさがありますね。

さてもう一つ。
完璧主義に陥らないこと。
ある意味大雑把が良いんです。
覚えられない部分ばかりを気にしていると、思考が負のスパイラルに陥り、気持ちが萎えてしまいます。
暗記できた箇所があることを自分で評価するような感じがちょうど良い。
抜けている部分はそのうちやっていれば勝手に覚えるだろう、みたいなので大丈夫。
継続した練習が前提ではありますが、そんな風に構えていれば、自然に脳内暗記システムが成長してくれます。
また、中学受験で完璧は必要ないですしね(*^▽^*)
3つに2つ正解できれば勝ちですから。

以上です。
気持ちのコントロールがかなり重要になることがお分かりいただけたら、と思います。
追い込まれた時期になるとコントロールはどんどん厳しくなってしまうので、早めの対応をした方が良い、と付け加えてまとめとします。






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今回のお題は「勉強の順番の工夫で偏りを減らす」です。

受験勉強において大きな苦手科目があるととても困ります。
学校選択がどうしてもその科目に引っ張られてしまう。
悲しいことです。
それを防ぐには各科目の勉強量を上手に割り振るのが最上の策。
それについて色々と書きます。

まずは各科目ごとに分析を。

国語
知識系は比較的少なめ。
文章題の演習はまとまった時間がかかるが時間の見当はつきやすい。
算数
難しい問題はいろいろと含めて時間が大量にかかる傾向。
簡単めの問題演習もセクションがかなり多く、どうしても時間の見当がつきにくい。
理科
知識系の割合は比較的高い。
思考系の部分は時間がかかりがち。
社会
知識系が大量にある。
細切れにしやすい傾向あり。

そして、勉強の際、ある程度のまとまりがある区切りの方が繋がりが生じやすく、効率がアップします。
また、同じ系統の科目を連続しない方が単調になりにくく、さらに一旦頭が切り替わるので自然と負荷がかかりやすいです。
自分に対してより負荷をかける気持ちは成績を上げるためにとても大切なこと。

さて順番の話に入りましょう。
「算数、理科の思考系は後にやる」
これらはどうしても迷子状態に陥りやすく、そうなるとたくさんの時間がどうしてもかかります。
最初にこれらから始めると、運悪くそうなった際にその日の勉強がそれだけで終わる傾向が相当に強い。
避けましょう。
それだけで管理が楽になるはずです。
「国語の演習は気持ち多めで」
これ、結構なコツです。
理由ははっきりしています。
この記事ではバランスの大切さを説いているわけですが、それでも必要に迫られて集中的に何かを勉強する場面は必ずあります。
その時にカットされるのはほとんど国語(笑)
やっても効果が見えにくいものはどうしても、ね。
しかしやらないと困ったことになるのは必定。
それを考慮して、気持ち多めに、ということです。

シンプルですが、こんなところです。
勉強量のバランスがダメな中学受験生、かなり多いんですよね
もっと直接書くと、算数しか勉強していない(;^_^A
そんなケースに限って、まあ全体の勉強量も不足しているのが相場です。
算数を勉強しているとあれもこれもとなる気持ちは分かるのですが、、、

最後に一つ。
上記の内容、算数の勉強の性質を逆用して、勝手に勉強時間が増えてくれるのも狙いだったりします。
実行が難しい性質のものではないので、上手に活用してくださいね。


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今回のお題は「できる子はいつもちょっと不安」です。

普段の学校の試験と中学受験、大きな違いはその目標とすべき得点率です。
普段の試験は80~90%、試験によっては100%といったところでしょう。
中学受験は60~75%が各校の大体の合格ライン。
もちろんそれぞれ難易度は異なるわけですが、各自がそれに応じて勉強を重ねます。
この数字、実際に勉強していると相当に感覚が異なります。

前者の場合、勉強していることのほとんどを正解出来る状態が目標で、試験の時にちょっと失敗しちゃったら少し点数を落としてしまって残念、といった感じ。
出題される問題もかなり具体的に分かっており、ちゃんとした準備が出来ていれば自信満々なことも多いでしょう。
ちなみに塾でありがちな確認テスト的なものも性質はかなり似ています。

それに対して後者の場合、勉強していることのほとんどを正解出来る状態が目標は同じ。
しかしそこからが異なります。
科目にもよりますが、出題される問題の予測を具体的に行うのは極めて難しいことがほとんど。
国語は典型的ですね。
また、範囲と言えるものがあって無いに等しい。
学習内容全体となるのであまりにも広すぎるからです。
もちろん前者と比較して難易度も比較にならないほど高い。
これだけ複数の条件が厳しくなっているため、失点もどうしても増えるし、避けられません。
それぞれが自分の学力に応じた学校選択をするため、この部分の事情はみんな同じです。
大雑把に言って、3問中2問正解することを実現出来るか否かが勝敗の分かれ目になります。
逆に言うと、三つに一つは間違えることになる。
この頻度、人にもよるのかもしれませんが、僕の感覚だと間違えるのは普段の出来事な感じです。
生徒の様子を見ていても、まあ似たような感じと思います。
とてもじゃないが、試験に対して自信満々、全能感たっぷりで臨むことは出来ないはずです。
また、根拠のない全能感で臨むよりはしっかりと認識して危機感を持って臨む方が動揺することが少ないため、大きな失点を防ぐにははっきりと勝っています。
大きな失点は決まって動揺からの乱れが主因ですから。
動揺から気がつくと時間がまずいことに、が典型です。

上記の内容、勉強をやればやるほど認識が高まります。
どこまで行っても不安の種が消え去ることはないんです。
一生懸命に勉強していてできる子であればあるほど、自分の中のできない部分もよく分かっています。
だからそういった子たちはいつもちょっと不安でいます。
そしてその不安を少しでも解消するには練習以外にないこともよく知っているから、さらに懸命に勉強する。
できる子の勉強って、この好循環の繰り返しなんです。
その努力量がやがて積もり積もって自信となり、不安を抱えながらも自身の背中を押してくれる。

「勉強をやってもやっても不安で、、、」
「勉強したのに前より自信がなくなった感じがする」
結構よく耳にする話ですが、どうやらちゃんとやっている方向性なのが分かりますね(*^▽^*)
もう一回書いて強調しておきます。
「できる子はいつもちょっと不安」
好循環を目指して頑張りましょう。


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