私は休み時間は子供と一緒に遊んでいます。
「子供との関係構築」というのが主な目的ですが、現在低学年を担任していて、それ以上に大きな意味があると感じています。
それは、「子供同士をつなぐ」と「子供の対人関係スキルの育成」です。
子供は一緒にいるだけで仲良くなる、と考えている人がいます。
中には誰とでも仲良くなれる子もいますが、多くの子はそうではありません。
わずか7〜8年ほどの人生経験で、どんな子とも仲良くなれる子はそうそういません。
また、道徳の授業や特別活動などで、対人関係について学ぶ場面は多くあります。
「個性の尊重」
「言われると嬉しいふわふわ言葉」
「言われたくないチクチク言葉」
など、いろいろ教室で学びます。
しかし、これは教室内での出来事で、実際に友達と遊んでいる最中に、学んだ通りにできる子はわずかです。
なので、私は先生は子供と一緒に遊んで、まず「子供同士をつなぐ」ことが大事だと思います。
実際「先生も一緒に遊ぶ」だけで子供は集まって、いろんな子が交流する場ができます。
同時に、
「提案する」
「ほめる」
「許す」
「励ます」
「応援する」
「平等にする」
などの、「子供の対人関係スキルの育成」もできます。
これは、教室で学んだことを生かす、と同時に、先生が見本を見せることができる、というのが大きいです。
こんなことを書くと「先生がそんな手をかけなくてもいいんじゃない?」という声も聞こえてきそうです
私も以前は「失敗して学んでいけばいい」と考えたこともありました。
しかし、最近の子供を見て思うことは、子供同士が対人関係を学ぶ場が非常に少なくなっている、ということです。
たくさんの習い事、遊ぶ場の減少、などが重なり、対人関係を十分に鍛える場が少ないと感じます。
そのような環境で、子供同士で遊べばいい、と考えていると、うまく行くこともありますが、逆パターンになる可能性も出ます。
・遊びの中でうまくルールづくりができない。
・声の大きい子が、周りの子を使う。
・小さな集団でまとまるようになり、大人数で遊べなくなる。
などが、起きる可能性があります。
こうなると学級としての機能も低下するので、授業にも影響が出ます。
なので、私は先生が子供と一緒に遊ぶことが、一番子供が成長すると考えています。
もちろん実際は、学級の状態に合わせて対応を変えますが、低学年であればより先生と遊ぶことの効果は大きいと感じでいます。
子供も成長し、運動不足も解消できる、一石二鳥の方法ですのでよかったら意識して遊んで見てはいかがでしょうか(笑)
一つの方法ですが参考になれば幸いです!
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