最近、体育の授業の準備運動で、氷鬼をやってます。
しかし、子どもの中で遊びのルールが確立せずもめることが多々あります。
・タッチしても動く子がいる
・足が速い子がみんな鬼をやりたがらない
・2人で挟み撃ちをすると文句を言う
子どもがやると色々な問題が出ます。
先生が「こう言うときはこうした方がいい・・・」とルールを決めてしまうこともできますが、できれば子どもに話し合わせて、自分たちで問題解決する力をつけて欲しいと思います。
こんなときに私は、遊びでPDCAサイクルを回すことを意識しています。
言葉はかっこいいですが、要は
ゲームを決める(P)
ゲームをする(D)
問題点の洗い出し、改善点の話し合い(C)
次のゲームを行う(A)
と言う流れを短い時間で何回も行う、というだけです(^ ^)
例)氷鬼
・鬼15人、逃げる人15人決める(P)
・ゲーム開始(D)
→試合時間1分で全員捕まり終了。
・集合して問題点を話し合う(C:P)
(問1)タッチしても動く人がいる
(話)無理な体勢で凍ったら動いてしまう
(解)タッチした後止まりやすい姿勢に戻るのはOK
・鬼と逃げる人を交代して次のゲーム開始(A:D)
→1分で全員捕まり集合
・集合して問題点を話し合う(C:P)
(問2)人数同じだとすぐ終わる
(話)鬼をもう少し減らしてはどうか?
(解)鬼10人、逃げる人20人
・ゲーム開始(A:D)
→2分間逃げる側が逃げ切り終了
・集合して問題点を話し合う(C:P)
(問2)10人はきつい&リレーの選手が逃げる側に多い
(話)リレーの選手は半分に分かれたらいいと思う。
(解)チームをリレーの選手が半分に分けて組み直す
・・・以下続いていく
このように短時間でゲームを何度を行い、その都度子どもから出た課題を話し合い、マイナーチェンジを繰り返して、ゲームをバージョンアップしていきます。
文章で見ると話し合いが多く見えますが、実際は話し合いは数分で終わるので、体育の時間の半分以上は運動しています。
(暑くなってきたので適度な休憩にもなります(^ ^))
また一気にルールが変わるわけではなく、子どもの意見で少しずつ進化していくので、子どもも飽きずに楽しくゲームを続けられます。
PDCAサイクルを意識すると、子どもが短時間の間に思考場面を何度も経験するので、子どもの実態にあった改善がスムーズに行われます。高速PDCAサイクルです(笑)
遊んで話して改善して・・・という経験は、子どもの問題解決力を鍛えるのにもオススメです(^ ^)
一つの方法ですが参考になれば幸いです!
PS:Twitterを初めてみました(^ ^)
→https://twitter.com/m0jJJvFujGoZjdZ
ブログに書くには些細すぎる子どもとのエピソードは、Twitterに書いていくのでよかったら見てください(^^)