「『あゆみ』(成績表)はどのようにつけていますか?どのように判断しているのか、どのようなトレーニングをすればいいのか知りたいです。」というコメントがありました。返信が少し長文になったので、このブログでさせていただきます。
まず、あゆみの付け方です。全てを書くことは大変なので、一例をあげます。
例えば、国語の評価の付け方を書きます。
- 国語への関心・意欲・態度
- 話す・聞く能力
- 書く能力
- 読む能力
- 言語についての知識・理解・技能
という5つの評価があります。もしかすると学校で呼び方は少し変わるかもしれませんが、基本は同じです。そして、何ができたらいいのか?というのは、授業の一つひとつにポイントがあります。
例えば子どものテストを見ると、点数の欄の近くに、「読む能力」「言語漢字」など、それぞれ得点が書かれています。
テストの評価は学期末に、この点数を合計して、評価の一つとします。
別の例えでいえば、作文を書く時は「書く能力」の評価がメインになります。
これも、授業内容によって変わりますので、詳しくは先生に確認するしかないのですが、3〜4年生でいえば、
- 文末を「です・ます」または、「だ・である」に揃える。
- 場面が変わる時は、段落を変える。
- 段落の最初は1マス開ける。
- 会話文は次の行で書く。
- 句読点を適切につけることができる。
このような基準があります。(これ以外にもあります。)
ほかにも、「話す・聞く能力」の例でいうと、
- 言葉だけでなく、資料や表などを使って発表している。
- ナンバリングを使って、わかりやすく発表している
- 「、」「。」で間を空けている。
- 時間内に発表できている。
- 発表する友達の顔を見て聞けている。
- メモを取りながら聞けている。
- 質問や感想を考えて、聞くことができる。
などの基準があります。
この基準を学年の先生が決めます。そして、テスト+作文・発表など、この基準をどこまで満たせばABCにするかも決めます。
(例えば「90%以上でA、60%以上でB、それ以下だとC」など)
よって、どのようなトレーニングをすればいいか?という質問がありましたが、基本的には、先生が授業でしめした「めあて」を把握することが大事かと思います。
先ほどの「話す・聞く能力」であれば、発表前に
「時間内に、大きくはっきりした声で発表しましょう。」
「聞く時は、メモを取りましょう。」
のような「めあて」を一般的には示されるので、それに沿って練習していただくと確実かと思います。
なので、「どうトレーニングするか?」は「どう授業で指示されているか?」を把握すれば良いかと思います。
実際には、地域によって教科書も違ったり、指導方法も異なるので、「これをすればいい!」と断定はできません。すいません^^;
まずは、お子さんに「先生に習ったこと」やノートを確認することが第一かと思います(^ ^)