私は、人の成長には2つのパターンがあると考えています。
1、いい行動を増やす
2、悪い行動を減らす
とても当たり前すぎることを書きました(笑)
ではこの2つの内、簡単なのはどちらでしょう?
実は、いい行動を増やすです。
なぜなら、いい行動は教えることで身につくからです。
・「ありがとう」と言う
・お道具箱の整理をする
・ロッカーを綺麗に使う
これらは、一つひとつ指導すればできるようになります。
では悪い行動はどうでしょう?
・暴力を振るわない
・悪口を言わない
・人に迷惑をかけない
これらの改善は大変です。なぜなら、「〜しない」と言うのは子供にとって、何をすればいいのかわからないため、理解するのが難しいからです。
(以前<子どもの行動と死人テスト>でも書かせていただきました。)
どう考えるのか、何をしたらいいのか、何を我慢すればいいのか、など多くの指導が必要なので、結果的に悪い行動の改善は時間がかかります。
しかし、悪い行動は目立つため、そちらの指導ばかりになってしまうパターンは多いです。悪い行動は変化せず、いい行動も増えない、となると子供は成長が見られない、と言う結果になります。
これは、子供にとっても、先生にとってもよくありません。
私は、「1、いい行動を増やす」と言う成長をメインに考えます。常にいい行動を増やす指導をする中で、悪い行動への指導を間に挟むイメージです。
いい行動を増やす指導を続けると、子供も継続的に成長します。成長が実感できていれば、自己肯定感も上がります。
そして、自己肯定感が上がった状態の方が、悪い行動への指導もスムーズに進みます。
そして、結果的に一番早く成長できる、と私は考えています。
もちろん思い通りに進むことなどありませんが、この基本方針を持っておくことは大切だと考えて、実践しています。
参考になれば幸いです(*^▽^*)