「ゼッタイ無理」に挑んだひとりの少女の物語―――。
ウェブ小説が反響を呼び、2013年12月発売した単行本が累計売上65万部を記録したベストセラーを
GW5/1に映画化!!
その試写会で角川書店さんにお邪魔してきました!
映画 ビリギャル
中学、高校で学年ビリを経験し、高2の夏に小学4年レベルの学力しかなかったさやか。
素行不良を理由に何度も停学になり、学校の校長に「人間のクズ」と呼ばれたことも。
高2の夏、個別塾講師・坪田先生との出会いを機に、日本最難関レベルの私大、慶應義塾大学の現役合格を目指すことになる。
結果、1年で偏差値を40上げて、複数の難関大学のほか、慶應義塾大学に現役で合格を果たすまでのストーリー。
主演は、新進女優の有村架純ちゃん。
金髪のイマドキな娘になって登場します。
「偏差値30というのは、全国で下位2%にいるという状態のことだ。
受験生が約70万人いるので、大体68.6万番目より下にいる状態といえる。
なお、慶應義塾大学の合格可能性A判定は偏差値70以上。それは上位2%という意味なので、1.4万番以内にいないといけない。
彼女はこの1年半で67万人以上をごぼう抜きしないといけないことになる。
上位2%という意味・・・つまり、98%は無理といえるわけだ。」
素晴らしいのは、ビリギャルに散りばめられた"ものごとを好転させていく"力。
・さやかちゃんの「べらぼうな明るさ」
・坪田先生の「生徒を否定しない力」
・お母さんのああちゃんの「娘を信じる力」
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)
0点の解答用紙を見て、あなたならなんと声を掛けますか?
きっと「ダメだね」と言ってしまいませんか?
でも坪田先生は「間違っているけど、空欄を全部埋めているね。素晴らしいことだね。」と言います。
いいところの芽を見つけ、そこに水を与え、芽吹かせてゆく。
そんな彼女を取り巻く人のドラマが、この映画の鍵ではないでしょうか。
特にお母さんである"ああちゃん"の存在の大きさに目を見張ります。
ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話 単行本(ソフトカバー)
私はさやかちゃんを見守る「母親」でなく、確実に「父親」目線で見てしまいました。
理想を掲げ、子どもを判断し、押しつけて評価しようと自分も葛藤する。
親が「絶対的な子どもの味方であり続ける」こと・・・
これは簡単なようで難しい。
ああちゃん役である吉田羊さんの、母性に満ちた黒い瞳が印象的です。
そして田中哲司さん演じる不器用なお父さんも、ある意味共感する部分も多く、胸が締め付けられます。
春。
桜が花開く春には、
なにかをきっかけに、傾いていたものがまっすぐと伸びるように―――
壊れていたものがゆっくりと馴染んでいくように。
思いが道を切り開いていきます。
一面の海だったところに道が開けるように。
真っ暗な闇だったところに、光が挿すように。
信じること、あきらめないこと、前を向くこと。
そう、前を向くこと。
前を 前を、
自分を上げていけるのは、
他の誰でもない、そう自分だけなんです。
ダメな人間なんていない。
ちなみに映画公開まで日にちがあるので、ビリギャルのことはまた少しずつご紹介しますね^^
今日は書籍のご紹介です。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)
投稿サイトSTORYS.JPで話題となった実話を全面書き下ろしで書籍化した「ビリギャル」を、角川文庫・アスキー・メディアワークスプロデュースで文庫特別版として4/10新装発売。
やる気を引き出す心理学テクニックにも注目が集まっている。
ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話 単行本(ソフトカバー)
通称「ビリママ」。
ダメ親と呼ばれどんなにつらくても、3人の子を信じて奇跡を起こした、決して折れなかったビリママの話。