M(ミュー)センターにやってきました。

ここは、標高210m、面積が25000平方mの台地となっていて、ロケット組立棟、人工衛星整備棟、ロケット整備棟、そしてイプシロンロケットの発射装置がありました。






イプシロンロケットは、組立棟で格段ごとに組み立てて、人工衛星整備棟で整備、人工衛星とともにロケット整備棟まで移動して、




こうしてランチャーの上で組み上げられます。






ちなみに、人工衛星整備棟からロケット整備棟に、平行移動した際の2本のレールがこれ↑







整備棟で完成したら、ランチャーと一緒にくるっと外側へ旋回。




ぐーっとランチャーが前に露見しせり出して、打ち上げられます。
実際の打ち上げ時の画像を見ながらの解説は緊迫感ありますね。





この草の生えている台地は打ち上げの炎でいったん焼け野原と化したそう。
それくらい迫力がありますので、イプシロン打ち上げ時は半径2.4kn内は立ち入り警戒区内となり職員の方ももちろんここへは入れません。




宮原(みやばる)の先にロケット見学所があり、発射棟が唯一見える場所だったとか。
その見学入場券は抽選制で27倍にもなり、400台入る駐車場には全国から9000台の車の応募があったそうです!





これはロケットのノズル部分に装着し、ロケットから噴出する強力なガスや炎が、ランチャーやロケットにかからないようにカバーするもの。





鉄製で表面に貼られたコンクリートも、一回の打ち上げでここまで劣化してしまうそう。
ロケット打ち上げ時がどれだけの威力か垣間見えます。







はやぶさを乗せたM-Ⅴはもう運用は終わり、これからはイプシロンの時代へと移りました。




イプシロンロケット試験機の打ち上げは、当初8月22日に予定されていましたが、地上装置とロケットをつなぐ配線ミスが発見され、8月27日に延期されました。
ところがその8月27日の打ち上げ日にも、15000もの見学者が固唾を呑んで見守る中、カウントダウンの最中にコンピューターが姿勢異常を検知し、寸前に自動停止してしまったのです。




私も映像で見ましたが、現地の皆さんはさぞや残念だったことかと肝付町さんに言いました。
ところがあれほど集まった皆さんが、誰一人、不満を口にしながらここを後にした人がいなかったということです。
それだけみんなに期待されたイプシロン。
愛された打ち上げ場。
宇宙へのロマンを信じて、再度打ち上げは9月14日に実施され、20000人を超える見学者とみんなの思いを乗せて成功しました。




美しい内之浦湾のキラキラ光る海を越えて・・・


<つづく>



JAXA内之浦宇宙空間観測所

鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13

050-3362-3111

8:30~16:00

肝属町観光協会

鹿児島県肝属郡肝属町南方2643

0994-67-2888


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