海から風で飛んでくる塩害を防ぐための防風林を進む、セグウェイ・エコツアー。
夏は暑く冬は寒いとおっしゃいます。
海岸とは逆の向こうにあるのは、田んぼと畑です。




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SEGWAY(セグウェイ)とは・・・


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電気で動き、重心移動で立位で進みます。
アクセルやブレーキの操作がありません。
発進や停止がスムーズでその場で回転ができたり小回りが利きます。
鹿児島ではここだけで、5台。
聞けば、1台結構なお値段です
セグウェイの乗車年齢は16歳以上。体重制限は118kg未満と定められています。
また、ハイヒールやサンダルといった適さない履物や、酒気帯び、妊娠中などの健康上の理由で乗車できません。


※鹿児島県さんと施設のご協力で案内、立ち入り、撮影&掲載許可を得ています。
  なお、運転中の撮影は危険です。くれぐれもご遠慮ください。


 


前回、基礎レッスンを実施して松林に出発しましたが、教えてくださるのはセグウェイJAPANが取りまとめをしている、有資格インストラクターさんたち。
初めて乗車する前に、その認定インストラクターからの正しい利用法の講習、セーフティビデオの視聴などが必要です。
終了すると1年間有効のセグウェイ・ライセンスカードが発行されます。
私が体験したのは1時間強のビギナーコース。
午前に2回設けられたコースです。
セグウェイの乗り方をしっかりと実技を含め学び、松林の中を散策します。





インストラクターさんからくにの松原の生い立ち、抱えている問題などをガイドしていただきながら、進んでゆきます。
この松林は240年の松林なんだそう。
今はこんな風にセピアに染まる風景ですが、松林を作ってすぐのころは、白砂青松の状態が保たれた美しい景観だったそうです。




一本が、約60年から80年で世代交代する松。
松が枯れる原因は松食い虫もありますが、主な原因は入れできないことによる雑木の存在・・・
雑木がどんどん枝を伸ばしていき、その影になって陽が当たらなくなったことで松の木が枯れていってしまうのですって。
昔、白砂青松だったころは近くに住む地元の方が率先して、この松の周辺の落ち葉や枝を集めてきれいにし、それらを家に持ち帰り風呂焚きの火やかまど料理の火に使うため、生活必需品としてどんどん消費していったという背景がありました。
ところがい今は電気、ガス、その他便利なものがどんどんできてきて、その回収サイクルが途絶えてしまったのです。

昔の人にはできていたことが、今は難しいという現実・・・


機械もあり、知恵もある現代の中で何をしたらいいか、何をすべきか、このエコツアーを通じてこちらの団体は、問題提起をされているのです。




じゃあ雑木をなくすためにはどうしたらいいのか・・・・?

生える原因の雑草をなくせばいい。
でもその雑草の生える原因は、松の落ち葉が腐り腐葉となって降り積もること。
松の葉っぱだけ除去して定期的に落ち葉を掃除するのは、結構な広さがあり到底無理・・・
現状は地元で市が予算を組み、ボランティアが掃除をすることでようやくこの状態で保たれているそうです。
すべての問題は取り払えない、コストがかかる、結局そのままのエリアが残る・・・
そのスパイラル・・・




途中地点の見晴台に上ってみました。
見渡す限りのとっても元気に見える松!

松!松!松!

・・・その上に立っていると、風がちょうど同じ高さの松の上を滑って向かってきて、ササササーッ!と音を立てて頬を撫でていきます。


 

松葉の一本一本が、生きていて、何かの自発的な思いを発していたら・・・
この高い見晴台までどれだけのメッセージが届いてくるでしょうか。
美しく見える松林ですが、現実にはたくさんの問題を抱え、地元のかたがたは模索している最中なのですね。
その中を、セグウェイが突っ切っていく姿は、とてもミスマッチのようでもあり、
また不思議な何かしらの救世主の姿にも見えました―――。



 

キャンプ場には、25の常設テントサイト、6つのバンガローエリア、50を越えるテントが張れるフリーサイトのゾーンがあり、名前の通り松に囲まれた素晴らしい自然満喫のエリアとなっています。
お近くの方だけでなく、鹿児島旅行の方はどうぞ足を伸ばしてセグウェイでゆく松の声を聞くツアーに参加してみてください。





道の駅・くにの松原おおさき総合観光案内所
曽於郡大崎町神領2419
099-477-2400


※鹿児島県さんのご案内で鹿児島を旅してきました!


AKB48の柏木由紀ちゃんも応援!


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