その唐突なまでの登場に、ふしぎと違和感はなかったのです。





「シャングリラの華」 草間弥生 2000

花ではなくまさに華。もしくは食虫植物。
標高700メートルの山にある野外美術館のエントランスにしては、斬新で熱烈な歓迎を受けて、まさにここからアートな世界に足を踏み入れたことに気付かされます。
でも違和感はないの。
なぜかなぁ?

                                           




「ほうずき・コブシの森」
 西川勝人 2000






こぶしがマグノリアだと知りましたよ。





コブシの森といわれるだけあって、通路にはコブシの白い花が、歩みを進める道の左右から歓迎してくれるように咲き始めています。



    
                      ※特別に、撮影・掲載を許可いただいております※




「霧島アートの森」


霧島連山の北にあたり、近辺には霧島アートバスやふるさとバスといった巡回バスも出ているようですが、基本自家用車でないと難しそうです。
ただ、広大な土地を贅沢に使い、手入れの行き届いたところをじゅうぶん見受けられるのに大人300円という良心的な入場料金から、公的な機関の施設かなぁ?と感じました。





その広さ、総面積約13ヘクタール。

屋外には23名の気鋭のアーティストたちの作品が、たっぷりと世界観を満喫できるほどの幅をもって配置され、箱根のアートの森なども思い出しますが、なだらかな空間を広く使っているぶん、こちらはとても開放感があり自由な雰囲気が漂いますきゅんっ




お天気のいい日にはこんなふうに、桜島も正面に拝めます^^
こちらのミュージアムは、あえて道順や作品解説をもうけず、自由な感受性で楽しむスタンスのようなので、それにならい、私も気ままに歩き出します。
解釈もつけないことにしますねニコー






「赤い靴」 草間弥生 2002





"大人の可愛さ"ってコレだよね!とひとりウンウンうなずいちゃった(笑)。

女子はいくつになっても、ポケットに水玉の髪留めをかくしておく生き物です。




「You Are The Art」 チェ・ジョンファ 2000


邦題として"あなたこそアート"と書かれていましたが、あえて原題で。





ぽこっと浮かぶ額縁の円の中は、現世とは違う異次元ポケットみたいに見えるからふしぎ。





「ベレシート(初めに)」 ダニ・カラヴァン 2000





イスラエル生まれだという作者。




抑制と 開放と。
闇と青空と。





アラビア語でしょうか。
鉄の暗い箱を抜けると、ガラス貼りのパノラマ別天地が一気に広がり、明暗の差にくらくらします。




"初めに 神は天地を創造された"


目を凝らすとやっと見える字で、だけれども強く言い放つように。


洗練された野外の中に、自由な発想の足跡がぽとぽとと落ちているようです。
計算された上なのか、計算はこちらでするものなのか、空間を見事に味方につけたアート作品たちがメッセージ色ゆたかに芝生の上に鎮座しています。
それぞれが生きていて私たちに抱かせる思いはさまざま・・・
通勤電車に疲れたときや、真っ黒になった手帳に嫌気が差した女子こそ、かごしまの高原アートにふれて、自分も大自然の作品の一部になってみてほしいな。
子どものときときみたいにスカートに着く雑草も気にしないで、時計もいりませんよ。

ほらほら、霧島はアート日和ですから・・・♡





「霧島アートの森」

鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220
0995-74-5945
9::00-17時 夏季は延長あり
月曜定休

一般300円・高大学生200円・小中学生150円


※鹿児島県さんのご案内で鹿児島を旅してきました!※


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