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インターネットのFacebookを使うようになってから、高校や大学を卒業して以来もうお会いすることがなかった人、さまざまな懐かしい人との再会ができるようになりました。

便利な世の中になったものです。

こないだの週末はまさにFacebookを通じて再会した、立命館競技ダンス部の先輩たちとの飲み会に参加して来ました!

この集まり、人呼んで「不良OB会」。

もともとは、ちょうど私がダンス部の新入部員だった頃、卒業されたOBの先輩たちが名乗っていた名前で、練習会や合宿に来て教えてくれたり、試合に応援しに来てくれたりするだけでなく、そのあと現役生を引きつれて、皆で飲みに行くのを楽しみにされていました。
ときには、お酒を飲みに行くのが、行事のあとではなく、来る前だったりして、多少赤ら顔で試合の大声援を送ってくださるということも、多々あり…。
だから、不良OB会らしいです。

とはいえ、ダンスに対してはとても真面目な先輩たちばかりでした。
このOBの先輩たちと、4回生、3回生の先輩たちが、熱心に指導してくれたからこそ、今の自分があるといっても過言ではありません。

私がたまたま友人に誘われて、立命館競技ダンス部の存在を知り、正式に入部したのは、大学一回生の前期試験が終わったあとの7月31日。
もう、夏休みに入ってからです。
はっきりいって、完全に出遅れたスタートでした。
まわりの同回生は、人数も多いし、みな4月の新歓時期に入部してから熱心に練習してきていたメンバーばかりだったので、そんな中にひとり初心者の私が入ったものですから、完全にお荷物です。
しかも、私はもともと筋金入りの運動音痴。
不器用でひょろひょろで、練習についていくのがやっとでした。

しかも、この夏休みというのが、週に3日のペースで、朝から夕方5時までハードな強化練習が行われていました。
なぜなら、9月中旬に、この年の関西の各大学の新人のデビュー戦(阪関戦)があるからです。
つまり新人デビューに向けての追い込み時期に、まったく初心者の私が入部してしまったわけです。


そんな私に対しても、先輩方は熱心に指導してくれたのです。
立命ダンス部の伝統として、上回生は自分のことよりも新人を育てることに全力を傾けるべし、という雰囲気があります。すばらしい伝統だと思います。

部の中心として指導を担当する3回生、就職活動の終わった4回生、そして現役生のようにしょっちゅう練習会に顔を出してくださるOBの先輩方。部の雰囲気はいつも盛り上がり、あの雰囲気があったからこそ、同回生の仲間とともにあの夏を乗り切ることができたと思います。

筋トレで悲鳴を上げ、自分の覚えの悪さに絶望しながらも、必死の思いでなんとかかんとか強化練習の毎日をこなしていくうち、ハードな夏合宿を乗り越えたのが、入部してちょうど一ヶ月たった8月31日。
合宿の打ち上げで、とある先輩に「やっと、ほかのみんなに追いつけたな」という言葉を頂いた時は、泣きそうになりました。


3回生、4回生の先輩方もやがて卒業され、自分たちが部の指導をすることになった頃、相も変わらず「不良OB会」のメンバーとして応援に来てくれる先輩もあれば、就職して忙しくなってお会いできなくなった先輩もあり…

そして私も卒業し、しばらくは暇なときにダンス部に顔を出していましたが、転職してプロになりパートナーがついて忙しくなると、自然に足が遠のき現在に至っています。

今は現役生とのつながりはほとんどなく、ただ遠くから活躍を祈るのみです。


そんな感じでしたので、こうやって今回先輩方と再会して、当時と何も変わらない雰囲気がとても嬉しかったです。

もう十年以上たつのに、時間なんて軽く飛び越えることができるというのは、感動的です。

たいへんな時間をいっしょに乗り越えた関係というのは、一生ものなのだと思います。

先輩方はそれぞれ、会社で出世して重責を担っている人、社長になった人、家を買った人、子供の教育に情熱を傾けている人など、それぞれの道で一生懸命に生きておられて素敵です。

私もがんばらなくてはと思いました。

ただ、ちょっと恥ずかしいのは、私が筋トレができなくて、腕をプルプルさせながらうめき声をあげていたことがいまだに覚えられていて、こういう飲み会では必ず笑い話のネタにされちゃうということです。これもきっと一生ものなのでしょうね。

なんか、高校の友達にも会いたくなってきた…。

そのうち連絡取ってみます。




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