時系列が前後してる話で、申し訳ありません。
夏休み、もう一軒行った場所がありました。

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長年、行きたいと思いつつ行けないままでした。
うちの最寄り駅から電車でわずか10分、近鉄河内小阪駅。
「司馬遼太郎記念館」です。

駅を降り、アーケードの商店街を抜けると、道すがらに看板が案内してくれます。

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途中の公園には、こんな石碑も。

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いい文章です。
今は小学校の教科書に載っているそうです。

住宅地の中の道を歩くこと15分
ようやくたどり着きました。

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司馬遼太郎先生のご自宅がここです。

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中庭の径を抜けていくと…
司馬先生の書斎が!

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ここで、竜馬がゆくや坂の上の雲など、数々の名作が生まれたのです!
生前、使われていたまま、そのままが保存されているそうです。

そして、お庭の奥には、かの有名な安藤忠雄氏の設計による記念館が。

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夕日の差し込むスロープを通って入り口へ…

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と、ここからは撮影禁止でした。

館内の展示物はそれほど多くなかったのですが、すごかったのは、司馬遼太郎先生が執筆のため買い集めた本。歴史書、辞書、図鑑などあらゆるジャンルに及んだその数、四万冊!
高さ11メートルの吹き抜けの壁三面に本棚が作られ、この四万冊が並べられているのです。
圧巻のひとことです。

一冊の小説を書くのにも何百冊もの資料に目を通し、考え、その人物の性格や生きた時代を可能な限りリアルに再現しようとしたからこそ、司馬文学が単なる娯楽時代小説と一線を画し、高く評価されているのだということが、実感できます。
まさに職人芸です。
自分の仕事、成し遂げなければならないことに対して、全力をかたむけるという姿勢を教えられる気がします。

一階の売店にはいろいろなグッズや、あまり本屋に置いてないものまで司馬作品が全種類並び、ちょうどタイムリーなことに、空海を描いた小説と、豊臣秀頼が出てくる短編集を購入しました。
ついでにこんなのも買っちゃいました!
たぶん、試合に持って行きます。

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