練習の難易度調整の方法 | 【福岡】あがり症・緊張しぃの為のスピーチ練習会「きんスピ」

【福岡】あがり症・緊張しぃの為のスピーチ練習会「きんスピ」


福岡の「あがり症,人見知り,コミュ障,不安障害」の人が集まり

一緒にスピーチの練習をする会です。



稗田・・・元あがり症で、職場の先輩  

山田くん・・・あがり症に悩む新入社員





稗田

「山田君、文房具注文しといてくれない?

付箋。4つ。」



山田くん

「どんなのですか?」





稗田

「大きい付箋ー赤と青

小さい付箋ー赤と青

この4つ。」




山田くん

「了解です。」




稗田

「あ、これも練習にちょうどいいかも。

今のを表にしてごらん」



山田くん

「んーこんな感じですか?」


     大きさ    色

  ①        

  ②        

  ③  小      

  ④  小      
  




稗田

「そうそう。ばっちり。

これと似たようなのを、緊張克服練習の難易度調整に使うんだ。」

 


山田くん

「どうやってするかは後から聞くとして、

難易度調整ってなんの為にするんですか?」




稗田

やたらめったに練習するより、

今自分にちょうどいい難易度を狙ってやった方がいいからだよ。

わからないっていってる小学1年生にずっと因数分解を教え続けるよりも


とりあえず今ちょっと頑張ればできることをやらせて、

その難易度を徐々に高くし、そのうち因数分解の難易度にする。

こっちのアプローチの方が早い事が多いんだよ。


こうやって例えるとわかると思うんだけど、

結構みんな私生活で前者をやってしまってるんだ。



『やめるべき努力』があるという事に気づけないで

必死に頑張って、でも成果がでないってなやんでたり、


自分もわかんないから、人にこれ(わかるまでやれ!できるまでやれ!)

を勧めてたりもする。





山田くん

「僕もその面があったと思います。・・・改善したいです。

その為の難易度表ですよね?」




稗田

「そうそう。緊張の場合は、基本2つの縦列でつくるんだけど、

人によってもっと増やしてもいいとおもう。↓こんな感じだよ」



       話す環境   話す内容

  ①    きつい     きつい 

  ②    きつい     きつくない

  ③    きつくない   きつい
  
  ④    きつくない   きつくない





山田くん

「話す環境ってなんですか?」





稗田

「話す環境っていうのは、朝礼とか、プレゼン30人の前でとか。

きっついなーとおもったら、きついの方にいれる。

話す内容も同じ感じで、長さとかできつい、きつくないをわける。」



山田くん

「そうすると、4つのパターンができるということですね」





稗田

「そうそう。難易度低い順に言うと、

④→②≒③→① となるよね。

②と③は人によって、どっちがレベル高いかが入れ替わると思う。」



山田くん

「これの中から、その時の自分にあわせて

ステージをえらんで、つくり、練習すると。」



稗田

「そうそう。④しかできない状態なのに、

①をすると、すごいイヤな記憶が残って

もっとひどくなるかも。

   
小学一年生に、因数分解と同じパターンだよね。

でも、気をつけてね。学力と違って、この手の力の伸びは

分かりにくい。

だからこの小1因数分解パターンを自分でやっちゃう人。
 
強要されてしちゃう人。

多いからね。」



山田くん

「わかりました! ホントに必要な練習。

しっかり判断します!」








●まとめ



今の自分にちょうどいい負荷をかけよう。


P.S.

ちょうどいいかの目安は、『やり終わったあとの気持ちよさ』です。


ランニングをすると分かりやすいです。

ちょうどいい距離を走ったあとの、ラクすぎず、苦しすぎず感がそれです。