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登場人物
稗田・・・元あがり症で、山田君の先輩
山田くん・・・あがり症に悩む新入社員
稗田
「山田くん、ちょっと外をあるこうか?」
山田くん
「お散歩ですか?いいですけど・・・(急になんで?)」
稗田
「じゃ、さっそくいこう!」
~会社前の交差点~
山田くん
「んーいい天気ですねー」
稗田
「あ、山田君。ほら、空き缶が落ちてるよ。」
山田くん
「ホントですね。まったく最近はマナーが・・・」
稗田
「拾ってきなよ」
山田くん
「え!?僕がですか?いやいや、なんでってか
あんな人通り多いところにスーツで飛び込んで急にゴミひろうなんて」
稗田
「ためらうよね?」
山田くん
「そりゃそうですよ」
稗田
「だからやりなよ」
山田くん
「え?意味分かんないですよ」
稗田
「緊張、克服したいんだよね?」
山田くん
「そうですけど・・・これが関係あるんですか?」
稗田
「お・お・あ・り・なんだよ(^_^)
さ、とりあえずやってみて。さ、さ。」
山田くん
「わかりましたよ。。 えーい!たたっっっ・・・。
行ってきました!」
稗田
「OK。じゃあ、あっちのも。」
山田くん
「あれもっすか?分かりました。たたたっっっ。」
~15分経過~
稗田
「そろそろ昼休みがおわりそうだね。もどろうか」
山田くん
「あーはずかしかったっす。
でもなんだかちょっぴり気持ちがいいです。」
稗田
「山田君、午後一番は会議だったよね?
終わったら感想教えてよ」
山田くん
「? 分かりました。」
~会議終了後~
山田くん
「先輩! 空き缶効果ですかね?
なんかいつもより発言できました。
なんていうか・・・『どう思われてもいいや』
っていう気分になってました。」
稗田
「早速きいたみたいだね。
これは、分解して練習するっていうアプローチの一つだよ。
会議の場合は、言い出す(飛び出す) + 内容をしゃべる。
だけど、空き缶ひろいは 飛び出す のみだから、
内容をしゃべるっていう作業が減ってるよね。
そうやって少しラクに設定してある。」
山田くん
「ほーそんな裏があったんすね!
いや、ほんと今日は気分がいいですよ。
時間をみつけて自主的にやってみます!」
稗田
「ちなみに、ゴミ袋とかもってちゃだめだよ。それじゃ恥ずかしくないから。
人がたくさんいるところで、いきなりしゃがんでゴミひろう。
これがベストだからね。」
●まとめ
ゴミ拾いで「はずかし訓練」をして
躊躇いをマヒさせよう!