J1戦力診断4.柏レイソル | オレンジでいず

オレンジでいず

映画と本のレビューは移行しました。
http://eiga.weblog.to
http://booksreview.blog.jp/

よろしくお願いします。

ネルシーニョ体制に終止符を打ち、ユースで指導者を務めた吉田達磨監督を迎えた柏レイソル。

レドミ、TJ、韓国栄が抜けながらも終盤の粘り腰でACLプレーオフの4位に滑り込んだ。

今季はACLプレーオフに始まり、本戦出場となればかなりきついスケジュールとなりそうだが、日本の誇りを示すためにもぜひ躍進してもらいたいものである。


柏レイソル(昨季4位・昨季予想3位)

{29CD14DB-71EC-454D-9472-4AE1A4A51872:01}


大谷のワンボラにインサイドハーフ2枚の4ー1ー2ー3が濃厚だが、あえて大津とクリスティアーノを併用した4ー4ー2で予想してみる。


後ろから見ていくと昨季終盤に重用された桐畑と菅野のGKは横一線。

渡部が抜けたCBは中谷の成長で補える。中谷は今季の躍進次第では五輪世代、あるいは上のカテゴリーの代表にも名を連ねる存在になれるかもしれない。
最終ラインでのビルドアップの落ち着いたボールさばきは魅力的だ。もちろん鈴木と増嶋も健在。


橋本の抜けた左は山中をレンタルバック。昨年の千葉はもちろん、一年目から馴染んでいたので問題はないだろう。ボランチか左のCBで使われるかはわからないが、秋野も左足は非常に良いものを持っている。
3バックに可変できるのもネルシーニョの遺産としては大きいはずだ。

中盤は大谷、栗沢の守備的ボランチを軸に茨田、小林、狩野あたりがインサイドハーフとしてスイッチを入れる形か。かつてのレドミのように一人で試合のペースを調整できるプレーメーカーに台頭できるかが鍵となる。

甲府から加入したクリスティアーノは、昨年見る限り低い位置でもボールを失わずに味方のオーバーラップを促すことのできる献身的なイメージ。
ゴリゴリとした突破もできるので、意外と万能性はある。守備も厭わないので2列目で使ってもハイプレスに対応できそうだ。


昨年不完全燃焼に終わった工藤も吉田監督の下では期するものがあるだろう。レアンドロは離脱しなければ今年も13得点は固い。


さて、武富、中川ら下部組織出身の選手を大量に戻したレイソルだが、出戻りで一番の注目株はやはり大津祐樹だろう。(下部組織出身ではないけど)

「柏ガチサイコー」と叫んでの海外挑戦から早3年半。大津がセカンドトップでどれほどの存在感を放てるかに吉田レイソルはかかってきそう。

個人的には大好きな選手なのでおーつゆーきがまたJで見られることが嬉しいし、レイソル久しぶりの日本人10番(大野以来?)を背負うおーつゆーきを楽しみにしている。どれくらい大人のプレーになっているかな。


攻撃8
中盤6
守備7
試合運び6
監督6
選手層7
継続性8
短期的爆発力7
長期的安定力7
環境面7

※継続性…昨年からのビジョンの継続。
短期的爆発力…開幕ダッシュ、連勝など短いスパンで勢いに乗る力。
長期的安定力…シーズンを通し、大きな連敗を喫しないなどの安定性。
環境面…日程やスタジアム、サポーターなどを含めたもの。


診断値:69(8位/18)

注目選手:大津祐樹、秋野央樹


指揮官を中心に未知数な部分が多いので過小評価になってしまったのが残念。