どーもtomoです。
これからの世の中で生き残りたければ新書を読め
今日紹介するのはコチラ
「新書がベスト 」 小飼弾 著
書評ブロガーの大御所 小飼さんの新刊。
タイトル通り、新書をプッシュしまくっている内容です。
読む前は「なぜそんなに新書が良いのか?」が分かりませんでした。
私はハードカバーを読むことの方が多いので、新書は息抜き程度に読むことが多かったんです。
でも、新書の中にはハードカバーにはないメリットがたくさんあることを知り納得させられました。
【新書がベスト!な3つの理由】
①情報は「プル」してこないと意味がない
プッシュされてくる(送られてくる)情報に身を浸して満足していると、
たちまち「情弱」、情報弱者に転落してしまいます。
では、現代で強みとなるのは何なのでしょう?
それは、多様な考え方を取り入れて、自分なりの「知の体系」を構築していくことです。
その為に必要なのは、自分から積極的に情報を取りに行く姿勢、「情報はプルしていくもの」という意識を
持つことです。
生き残るための読書で重要なのは、さまざまな分野の書籍をたくさん「読み飛ばす」ことであり、
そのためには、どこでも気軽にさっと読めることが必須条件になります。
冒頭の記述。「なぜ新書なの?」以前に「なぜ本を読むの?「本を読まないとどうなるの?」という
根本の疑問に応えています。
こういう入り方、小飼さんは本当に上手いと思います。
「本を読む習慣がない人」も「本は読むけど新書は読まない人」も
どちらにの心にも気持ちが届くように書かれています。
②1000円以上出す価値のある本はそんなにない
読み終わったあとに「ああ、面白かった」と言えるのは、2割程度。
どうしようもないダメ本が、やはり2割。あとの6割は毒にも薬にもならない本です。
「そんなダメ本にコストをかけるな!」と、声を大にして言いたいですね。
この記述には少し疑問が(笑)
翻訳された洋書には2,000円以上する本も珍しくありません。
それでも、日本にはない斬新な考え方や、豊富な事例がたくさん載っている良書も多いです。
残念ながら、新書でこのクオリティの本に出会うことは少ないです。
③「抱き合わせ」で買うと栄養が偏らない
新書であれば装丁が同じ本を的適当に手に取るだけで、多様な知識、考え方に出会うことができるわけです。
まったく興味がなく、読まず嫌いをしていたテーマの本から新しい出会いや知識を得られる、そんな「セレンディピティ」を起こしやすいと言えるかもしれませんね。
新書だと、金額が安い&読みやすいということで、ハードカバーでは読まないような内容の本も
買ってしまうことが多いんですよね。
そこから自分の興味がどんどん広がっていくという良いスパイラルのきっかけにもなりますね!
【まとめ】
PartⅢの「話題の新書レーベル」は特にオススメ
「ハードカバーは滅びてしまえ」とか「新書以外は読まなくていい」と過激な提言もあります。
その真相は本書の中で読んでみて下さい。
これから読書の習慣を身につけようとしている方から、ハードカバーは飽きたという方まで・・・
新書を読む前のガイドブックのような1冊です。
新書を買う前に、本書を読むのと読まないのとでは、
それこそ効率や成果の面で雲泥の差になると思います。
早速私も新書を4冊まとめ買いしてみました。