「鈴木先生」借りました
ストーリー
緋桜山中学の国語担当教師鈴木(長谷川博己)は、
独自の教育理論「鈴木メソッド」に基づいた
理想のクラスを構築しようとしていた。
彼はその中心となる女子生徒小川(土屋太鳳)に重きを置くうちに、
少しずつ彼女の魅力に引き込まれていく。
そんな折り、鈴木の妻(臼田あさ美)の妊娠がわかり、
さらに2学期に入って
生徒会選挙と文化祭の準備がスタートするが……。
メガネ男子好きのともみにとって
長谷川さんの演じる鈴木先生は、
ホントにツボで、素敵でした~
鈴木先生の 教師にあるまじきイケナイ妄想も
インテリな鈴木先生の裏の顔が見えて 逆にそそられました。
選挙に関してのことも すごく考えさせられました。
1票の重さ は 票を入れる側の思考の重さであって
人それぞれ違っている。
拒否するというのも 権利であり、
それは、誰にも抑えることができない、
してはいけないと思いました。
投票率を上げるというのも
ただ単に 数を揃えればいいという
簡単なものでないと思いました。
ニートに 関しても 想像以上に 彼らは悩んでいる。
外に出る一歩は、重い一歩なのだ。
偏見などで、見てしまいがちな自分を反省しました。
何事もグレーゾート 逃げ道を作ってあげることが大切で
物事に 白 黒 付けることが、
なんとなく正しいことのように思ってしまいがちだけど、
それは、彼らを追いつめるだけで、何も解決にならない...
先生は、生徒に教えるという演技を演じていて
実は、生徒に学んでいる というストーリー展開も
すごく深いな~と 心に染みました。
みんな 本心を隠して誰かを演じて、
なんとか折り合いをつけているのだ。
世の中は、正論だけでは、上手く回らないことがある。
教育で世界を変える という 鈴木先生の壮大な夢は、
とても遠い遥かなもののように思えたけど、
もしかしたら、それは実現するのかも って思いました。
ホントにみんなが変わろうとすれば変われるのかもしれない。
この作品を見て、そんな気がしました。
お薦め度 ★★★★☆
※あくまでも個人的な見解ですので、
満足度を保障するものではないので、
あらかじめご了承ください。