空想マジすか学園
~エピソードサド~20話
「私の・・・
マジ!!
見せてやるぜ・・・!」
「クスクス・・・
返り討ちにするよ!
・・・先輩♥」
「やれるもんならやってみやがれ!
2年坊のガキが!!」
「・・・
アンタは・・・・」
「うらあああああああ!!!」
「うぐぅっっ!!!
はあ、はあ、
何、ビビってんだよ・・・」
「はあ!!?
何言ってんだ!?テメェ
誰がテメェなんぞに
ビビってんだよ!!」
「・・・」
「・・・
あぁ!?何だ??
ムカつく目つきしやがって・・・
ウゼェつってんだろうが!!」
「うっ・・・!!
オラァ!!!」
「ぐはっっ!!・・・くっ!」
「はあ、はあ、
アンタは、
大切なモン
守ってんじゃなく・・・
ビビってるだけだ!」
「だ・か・ら・・・
テメェなんかに、誰が・・・!!」
「ビビってるってんだよ!!!」
「がはぁっっっっ!!!!!
ゲホっ!ゲホっ!!ゲホっ!!
ガハッ・・・!!ハア、ハア・・・」
「はあ、はあ・・・
終わったな・・・2年坊!」
「・・・
はあ・・・はあ・・・ゲホッ!ゲホっっ!!!
はあ、はあ・・・
フフフ
アハハハハハ!!
ゲホッ!ゲホッ!
・・・まだだよ!」
「!!
・・・ほんっ・・と、
タフだな・・・ムカつくぜ!」
「いつまでも、
ビビってんじゃねえよ!!」
「しつけぇんだよ・・・!」
「大切なモン、失う事に
いつまでもビビってんじゃねぇよ!!!!」
「・・・っっ!!!?
・・・誰が、
ビビって・・・」
「大切なモン守ってる・・・?
違う!
アンタは、
その大切なモンを失う事に
ビビってるだけだ・・・!!」
「・・・
ビビってねぇ・・・」
「前に進む事を、
ビビってる!」
「ビビって・・・・ねぇ・・・!」
「大切な思い出の場所を
自分の檻にして・・・
前に進めない・・・
フフフ・・・
アハハハハハ!!
・・・
弱虫に用はねえ・・・
とっとと、失せろ・・・!」
「いい加減に・・・
いい加減に、
しやがれ!!!!
テメェに、私の何が分かる!!
私の、初めて出来た大切なダチ!!
その居場所を
テメェらが奪う権利は、どこにもねぇぇ!!!」
「うおおおおおおおお!!!!!」
「・・・」
「ここは!!
この場所は、私が守る!!!
誰にも、渡しやしねぇっっ!!!」
「・・・」
「!!!!!
がふっっっっ!!!!!」
「はあ、はあ、
目・・・覚めたかよ?」
「ゲホッッ!!
ガハァっっ!!
はあ・・・はあ・・・
うぐっ・・・!」
「ウチらが・・・何も知らねぇ?
何も分かってねぇ?
何も分かっちゃいねぇのは、
アンタの方だ!」
「はあ・・・はあ・・・
はあ・・・?」
「アンタらの想いとか、
負けられねぇプライドとか・・・
そんなもん、
ウチらはみんな分かってんだ・・・!
優子さんは、
そんなアンタらの気持ちを分かった上で
ここの階段、登ってきてんだ!」
「・・・・はあ、はあ、
ゲホッ!ゲホッ!!ゲホッ!!」
「そんなアンタらを踏み越えてでも、
マジ女のテッペンに立つ!
その覚悟が、優子さんにはある!!」
「・・・覚悟・・・」
「アンタらがそうしてきたように・・・
ウチらも、
アンタらの想い引き継いで
ちゃんと守っていくよ・・・!
ラッパッパを!」
「はあ・・・はあ・・・
ゲキ・・・カラ・・・
・・・ゲホッ!ガホッ!!
ぜぇ、ぜぇ・・・
う・・・ひっく・・・・うぅ・・・・
「・・・・