リー・オスカーはハーモニカ
Ayano*には鼻笛があるのさ
(笑)
「人生は楽器のようなものだ」と古代ギリシアの詩人デモフィロスは云っています。出かける時に楽器があると、もっと楽しく人とのコミュニケーションが出来るかもしれません。
そうは云っても、毎日持ち運ぶものですから、大きいと大事です。ギターやベースなんて、毎日持ち歩くのにはちょっとシンドイ!オイラはポケットサックス(バンブーサックス)を予定しているのですが、それでもまだ大きい。やはりブルースハープ(ハーモニカ)か、最近Ustで話題の鼻笛くらいのサイズがいいようです。
まぁ、鼻笛のことはAyano*に任せて、オイラはハーモニカの名盤を紹介します。

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Lee Oskar(1976/Avenue Records)
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ジャズ・ハーモニカの第一人者はトゥーツ・シールマンス(ギターの名手でもあります)ですが、オイラにとって忘れられない偉大なハーモニカ・アーティストはリー・オスカー。久しぶりに聴いてみました。このアルバム、情緒的なストーリーのある曲構成になっていて、なかなかの力作。ちょっと懐かしい旅の思い出のようなアルバムです。
1977年頃、資生堂のTV-CMのBGMに起用されたりしていたので、記憶にある方も多いと思います。この曲は、アルバムにも収録されている《約束の地》(プロミスド・ランド)。
資生堂CD▶ うれしくて、バラ色「女の顔はひとつじゃないよ」

リー・オスカーは、1948年にデンマーク生まれ。若くしてハーモニカ1本をポケットにアメリカへ渡り、1969年にアニマルズを解散したばかりのロック界の重鎮 エリック・バードンに出会い、バンド“WAR(ウォー)”を結成。ファーストアルバム『WAR』は、アメリカだけではなく世界中のポップ・シーンに大きな衝撃を与え、数多くのヒット曲を生みました。その後、ソロに転向し、ビルボード、キャッシュボックス、レコード・ワールド3誌のInstrumental Artistの第1位を獲得。
オスカーの吹くハープの魅力といえば、ジャズに影響を受けた音使い。彼のもつ北欧的叙情性がWARの音楽性を一風変わったものにしていたことは間違いないでしょう。彼は94年までWARに在籍。

ハーモニカ1本持って旅に出る勇気は、オイラにはありません(笑)。確かこのアルバムは、国内アナログ盤は『約束の地/リー・オスカー』というタイトルで、発売されていたと思います。まぁ、ジャズではありませんがオイラのオススメの「旅に出たくなる1枚」。聴いているだけでエキゾチックな風景が広がります。
んで、リー・オスカーの音色のハーモニカがこれ!リー・オスカー・ハーモニカだ。
ハーモニカの巨匠リー・オスカーが自ら求めるサウンドクオリティー、耐久性を追求する中で製品化された究極のハーモニカ。4種類のチューニング(音階列)が選択可能。

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リー・オスカー・ハーモニカ Gold 1910-C 25周年記念モデル
10穴20音/C調/樹脂ボディ/サイズ:105(W)×30(H)×18(D)mm/重量:63g/
付属品:専用木製ケース/価格:¥6,300→特別価格:¥2,780(税込)

まぁ、これは「25周年記念モデル」なので手にいれるのは難しいかもしれませんが、探せばあるようです。記念モデルでなければ、楽器屋さんならどこでも扱っています。3,500円くらい。
リー・オスカーみたいに吹けるようになるのは至難の業ですが、楽器をはじめてみるのもいいもんです。ハーモニカならジャズにも合いそうなので、どうでしょうか?セッションにも参加できます。
リー・オスカー・ハーモニカ

話に詰まったら、いつでもハーモニカ
仕事に煮詰まったらハーモニカを吹こう
(笑)
特に年配の方が吹くと、寂しさが滲み出ますので「人生の重み」が表現できます。くれぐれも、夜の公園でブランコに乗りながらハーモニカを吹くのはご遠慮ください。今時、通報されますので注意。