今月ご紹介するオリジナルネクタイは、「民泊反対」がテーマです
先月10月18日(火)、東京ビックサイトにて、
ビル経営研究所主催の不動産ソリューションフェアが開催されました。
今年で第18回となる不動産ソリューションフェアですが、
今回は初めて「民泊」コーナーが設置されたのです。
数年前より毎年、セミナーの講師やコーディネーターとして
参加させていただいておりましたが、
今年は、たくさんの「民泊賛成」派が参加するなか、
私が、何故そこまで民泊を反対するのだと思いますか
現在、厚生労働省の管轄で
「民泊サービスのあり方に関する検討会」が開かれ、
そこでは『規制を設けて、賃貸借物件の転貸など、契約違反による“違法民泊”を取り締まろう』という話し合いがなされているようですが、
現在進行形で増え続ける“違法民泊”を、
一体どのようにして取り締まるというのでしょうか
かの有名な“Airbnb”(民泊物件紹介サイト)ではホストが、
提供する部屋の住所を特定されないように、
地図上で物件の位置をずらしているではありませんか!
我々不動産オーナーは、契約違反の転貸をされ、
他のテナントを不安にさせてしまっているにも関わらず、
その証拠を掴むことが、困難なのです
「民泊ではありません。友達です。」と言われてしまっては、それまでです。
このままでは、おエライ方々がどんなに頭をひねって考えて規制を設けても、
“違法民泊”がはびこる一方ではないでしょうか。
その他にも、民泊利用中の室内で、火災・盗難等の事故が起きた場合は
保険の対象外となってしまうことなど、問題はまだまだ山積みです
日本での民泊を楽しみに、何も知らず“違法民泊”で予約をして、
現地でマンション管理者側に断られて泣き崩れる、
海外からの観光客の方を私は目にしました。
「民泊賛成」派の皆さん、「異文化交流」と言うのであれば、
目先の利益だけに囚われてはいけません
日本のためにも、日本に来てくださる方々のためにも、
“違法民泊”を取り締まれないのであれば、
「民泊」は、絶対禁止にすべきです!
※私は「ホームステイ」や「旅館業法の許可を得ている民宿」は、
今の時代で言う「民泊」とは別物だと考えています。
それを反対しているわけではありません。