私にはハズしそうな予感プンプンだったのですが、意外にすっと入ってきました。
女子大生の香恵(沢尻エリカ)は引っ越しの際、前の住人が忘れていった1冊のノートを見つける。ある日、香恵は画家の石飛(伊勢谷友介)に恋をするが、相談相手の親友ハナは留学中で連絡もままならない。もやもやした気持ちを紛らわすように香恵はノートを開くが、挟まれていた写真にノートの持ち主の伊吹(竹内結子)がいた。 （シネマトゥデイ）
ストーリーは最初から読めます（私ははじまる前に知ってしまった；）。分かり易すぎる表現ですが、ミステリーではないのでその点は大丈夫です。じゃあ何がよかったのかと思い返せば、沢尻エリカの表情と映像と軽く笑いが入っている点ではないかと。エリカ様は今回、年上の男性に恋する純な女子大生役を演じており、じわじわ切なさが伝わってきました。前髪を分けてオデコを出し気味の清楚な髪型も○、バイト先の万年筆店での制服も似合ってました。
映像も行定監督らしく狙ったような美しさがあり、ラスト近くのエリカ様はスナフキンか石原裕次郎かと思いました；。
もっとも、シーンひとつにしても引っ張り過ぎる感覚が、癇に障ることもありました。竹内結子がいい人過ぎるのも、鳥肌が立ちそうでした（自分の日記の中の姿だから、仕方ないか；）。日記のありかに小さな矛盾を感じました（ミステリーじゃないって？）。本来こういう映画が嫌いな私ですが、なぜか心にすっと素直に入ってきたのは、小学生のコーラスのせいかしら。
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上映終了後には、沢尻エリカ様の舞台挨拶がありました。それを目当てに徹夜で並んだ人もいるそうです（何か勘違いしちゃったのかな？）。大人っぽい白黒ファッションに、柄タイツ、ボリュームあるソバージュのエクステを付けて登場しました。うーん、女王様。事前に観客から集めたアンケートに答える形で、回答していましたが、話し方はまだ若者風でした（間を埋める言葉が多くて、内容がない）。「なりたい女優さんは、オーラを発する夏木マリさんのような人」だそうです。
9月29日（土）より東宝系にて公開予定
満足度：★★★★★★★☆☆☆